普通、宗教というと、「神を信じろ」と、あなたが何かを信じることを求めるわけですけれど、基本、仏教はそういう構造にはなっていません
釈迦如来、阿弥陀如来、薬師如来、大日如来、など「如来」ですね
「来たるが如し」で、来るんです
行くのじゃありません
念仏や密教の加持などが該当するかと思いますけど
あなたが仏を信じるのではなくて、仏があなたを信じているのです
今、この時も
経典の根拠を、いちおう出しときますが
毎自作是念 如何令衆生 得入無上道 速成就仏身
つねに自らこの念をなす 何をもってか衆生をして 無上道に入らしめ 速やかに仏身を成就するかと(法華経如来寿量品)
これは、破地獄偈とも言って、地獄の苦悩すら打ち破る力のある経文とされています
仏が、誰に頼まれたわけでもなく「つねに自らこの念をなす」で、自らいつも念じているのです
つまり、「如来」ですから、来るんです