これまで
と、仏教の特徴の幾つかをご紹介してきました
今回は理論のご紹介ということで触れませんでしたが、仏教では、これらの理論に基づいた精緻で具体的な修行法が構成されていて、観念的空理空論ではないのです
さて、世の中には、様々な宗教がありますが
仏教の場合は、比較的に普遍的な真理に基いて世界観を構築しているほうではないかと思います
一般論として、この先、未知の領域に対する探求が進んでいくわけですから
理論物理学を始めとして、退行催眠とか、前世の記憶のある子供の調査とか、霊感とか超能力への中立・公正な科学的知見などが進むことになり、それらの知見と大きく矛盾しない仏教の普遍性が、さらに注目されるようになると考えています
色即是空のかなた
僕らは感覚器官がとらえた世界の中に閉じこめられて暮らしている 見えた物を信じたり疑ったり、聞こえた物を信じたり疑ったり 目で見る前の光 自己の拡大は進むべき道ではない 自己否定も道ではない 感覚器官に写し出される前の、ありのままの世界 あなたは、すでにその道を完成した存在を知っていますか 五神通と常・楽・我・浄の境地 |
大まかに言って、仏教と西洋哲学と量子論の基本構造は、同じです
般若心経では、感じる前の世界を「不生不滅不垢不浄不増不減」「生ぜず、滅せず、垢つかず、浄からず、増さず、減らず」と説いています
この、般若心経の概念図ですが
西洋哲学では、イデアを「ものごとの真の姿」であり判子のようなもの、
エイドスを「形」とか「図形」であり押された刻印のようなもの、と考えています
図にしてみれば、西洋哲学の基本概念とも、大きく矛盾しません
ただ、西洋哲学の場合、この哲学に基づいた具体的修行法といったものは、ありません
量子(Quantum)は、観察される前の状態では「ここである状態と、あそこである状態」
が共存して重なりあっているSuperpositionであることが実験で確認されています
観察して始めて、位置と速度を決めることができます
Quantum Sense
http://www.chohoji.or.jp/archives/quantumsense.htm
また、物理学の知見とも大きな矛盾がないのです