2006-01-07

解放

NEET(Not in Employment, Education or Training) 

学術的・行政的定義
学生でもなく、就業者でもなく、求職「活動」もしておらず、主婦(主夫)でもないという者をさす。
 
注意点
「フリーター」はニートに含まれない。また、就業意欲があっても求職活動していなければ「ニート」になる。ただし,家事手伝いはニートに含まれる



人は、成長すれば、否応もなく、自分の面倒は自分でみなければならなくなる
食うために働き、あるいは、働き口を得る為に学ぶ
家庭を作り家族を持つ

で、自立すべき時がきても、自立しない人がいる
豊かさがないと、ありえない

今の社会にある選択枝に、自分の居場所が見つけられない
無いなら無いで、自分で作り出すことも、あらかじめ諦めてしまう

というか、社会の歯車に組み込まれることに魅力を感じない



「仏教にはさまざまな経典や言葉があるけれど、結局は輪廻と解脱の二つの思想に帰するといえよう」須弥山と極楽 定方晟


輪廻は、今は誘導催眠などによる前世療法や、幼児の記憶調査、などから、おぼろげながらその存在が認知されつつある

どうやら、魂は永遠に生きるものらしいが、かならずしも、永遠に生き続けることが心地よいことと考えられているわけではない

輪廻の歯車に組み込まれることに、魅力を感じない
そんな、感性もある

仏教では、無常感という

しがみつくべき、特別に魅力的な、永遠の価値、は無い、と認識する

富も、名声も、権力も、容姿も、才能も、家族も、肉体も、いずれ、捨て去り死ななければならない
ならば、なぜ、それらのものを、必死で求めるのか

有名企業への就職、マイホーム、小洒落た生活、それらのことが、なんとなく陳腐な退屈なことに思える

だから、ぶらぶらと、探し続ける
探しても探しても、見つからない

世の中が悪い、と思う
でも、世の中を治すことで、だれかと衝突するのがいや

心優しく、優柔不断で、若いのに老人のようだ

じゃまする奴は嫌い
誰かを憎んでいると真剣になれる

だけど、なにかがしたいわけじゃない

ただ、なんとなく
生きている
死ぬのはやっぱり怖い


忘れていたい、逃げ出したい
でも、逃げ出しても、いずれ、死んじゃうんだよ
腹も減るし



人ごとではないから、助ける

助けることが出来るかどうか、なんて、関係ない

棄ててはおけない



そうそう、それ、そこが出口だと思うよ


「命は人のためにある」水谷修 



仏教の目的は、輪廻の中でいいポジションを求めることではありません
輪廻からの解放です
解放は、逃げ出すことではありません
解放は、神や仏という肩書きを得ることでもありません
慈悲と智慧を通してだけ、輪廻から解放されます
その意味がわかるまで、輪廻は続きます


♪ニートするなら、そこらあたりまでおやりなさい♪

0 件のコメント:

コメントを投稿

この投稿へのリンク:

リンクを作成

<< ホーム