2006-02-05

恐れ入りました9

那智の副住職は、熊野修験の復興をされていて、奥駆けや滝行など修行をつづけています

那智の滝は、高さ130mで日本一の瀑布ですが、その源流の山奥深くに、48滝と言われる大小様々な滝があって、寒中の1月にこれらの滝を全部回って滝に入るそうです

危険を伴いますので、修験の同行に見守ってもらいます
5分ごとにホラ貝を吹いて時間を知らせるそうです

僕も高野山では滝行をしましたが、寒中に長いこと滝に入っていると、体がしびれて出てこれなくなります

独特の爽快感があって、いちど体が感触を覚えると、スーっとその時の感触が蘇るようになります

ですが、山中で雪の季節にするのは、あまりに危険で普通の人には無理です

それが、最初の頃は15分しか入れなかったのが、毎年2分くらいずつ伸びていって、今年は32分はいったそうです

15分くらいからは、合図のホラ貝もわからなくなるそうです

彼は僕より年上ですから、いいおっさんです

家族の者に、もうやめてくれと止められるそうです


久々に、恐れ入りました、でございます

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