2006-09-13

ツインソウル5



ツインソウルの謎
多重人格のしくみ
仏陀とイエスの実像

など、この本にはいろいろ書いてありますが
僕的には、これは多種多様な霊能者本とおなじことで、「そんなもんかな」という程度の退屈な説話にすぎません
この手の話は、いろんな人がいろいろ言うんですよ

と言って、まるでデタラメということにもならないわけで、少なくとも飯田先生においては真実であることは間違いなく、つまり、ほとんどの霊感本は、信じるのか信じないのかという次元に止まってしまうのです

別に、この本を信じてもいっこうにかまいませんけど、むしろ、似たような体験をいろんな人がするようになって、それぞれ、自分の体験こそ本当なわけで、諸説紛々になってくるんじゃないでしょうか

霊感の世界の話は、感覚の世界の話なんですから、花の匂い比べ、のようなもので、どっちが本当だと言ったところで、ああそうですかで終わりです

僕は、だから、ロジックがですね、大切だなーと、常々感じてます



で、この本の提示しているロジックは、

心はどこまでも繋がっていて、「究極の光」を含めて全ての心に繋がっている

「究極の光」の価値観で生きること(つまり愛ですけど)に意味がある


といったことでしょうか


この繋がっているということですね、これは、まあ僕的には一番注目するところで、「心はなぜ繋がっているんですか」って聞いて欲しかった
繋がっているから、他人の苦しみもわかるわけで、愛とか慈悲とかいうことも、繋がっているからあるということです

「究極の光」イコール、究極のネットワークです

仏教で言えば、仏性(ぶっしょう)でしょうねぇ

仏性は生きとし生けるすべてのものにあります
究極のネットワークの中心は、自分自身の心です。ですから、10人いれば10の中心があることになります。それで、中心は無限にあります。それが、繋がっています。

たとえて言えば

大きな鏡があって、それが自分の心です。その中に全ての心が写っています。いくつ心があっても、鏡は一つです。でも心はそれぞれ別々です。それぞれの心が皆、自分の大きな鏡でおたがいを写しあっています。

で、向こう側にある心を傷つけたつもりが・・・実は、自分の鏡のなかの心が傷ついてます。つまり、自分が傷を負うのです。ですから、向こう側の心を喜ばせると、実は、自分の鏡の中の心が喜んで、自分がうれしい。

シンプルなんですけど、この鏡を自分で覗き込むのは、つまり自分で自分をみることは、なかなか、できない。五感を通じて、脳内のイメージとして、今の生きている我々は感じるしかない。勝手な妄想やら、自己中やら、なんでも自由にイメージを繰り広げていくこともできるし、本来の姿を知る時もきます

仏教的には、ここには「最高の神」というような存在はなくて、ただ、「よく磨かれた鏡」や「曇った鏡」があるだけです

こういったロジックだけ取り出せば、仏教は哲学ではあっても宗教じゃありません

「よく磨かれた鏡」、たとえばお釈迦様とか阿弥陀様に助けてもらおうと言うなら、宗教かも

それで、なんで鏡ができたのか、ですけど

お前が「魂」と呼んでいるものたちは、みな、お前たちが「宇宙」と呼んでいるものが、生み出したのだ  p84


これを、仏教では自受法楽っていうんですけど。まあ、自作自演で楽しんでると

僕は、誰かが書いたマンガの主人公なんかも、段々と性根が入って、転生して人間になっちゃったり、壁画の龍が転生したりとか、そんな感じでも鏡が増えるのかなー、とか思ったりしてます



この手の本が増えることを願って、ツインソウルについては終わりにします


そう言えば、僕は、一卵性双生児なんです(ホント)
でも、ツインソウルじゃないと思うよ(なんとなく)

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4 件のコメント:

Anonymous sonae さんは書きました...

この本先ほど図書館でパラパラと読んできました。
この著者の本ははじめて読みました。

ツインソウルって言葉スピ系のブログでよく見ますが、興味無くってあまり気にしていませんでしたが、
この方から広まったのでしょうか?

夫婦がツインソウルって言うのが??です。
今生の勉強の為にって事で結婚するより、ツインソウルで結婚する方が多いような内容だと感じましたが、そうなんでしょうか?
そんなにツインソウルと簡単に出会えるのかな?
夫婦以外でも同性の友達などでもツインソウルである場合もって事でしたが、正直私の40年あまりの人生でツインソウルって思うほど親しみを感じたり影響を受ける人とは出会ったことありません・・・

それから霊なんてほとんどいない。
あるのは残留思念、との事。
通りすがりのそこにいるだけの霊なら残留思念と考えることも出来ますが、
娘の経験談では思念だけがいると言うのが納得できないケースが多いです。
成仏しない霊なんて、ほとんど無い、役目の人が亡くなったら連れて行ってくれる、と言うのも、う?む・・・

とっても有名な方で、素晴らしい考え方を広めておられるのでしょうが。
あまりピントきませんでした。

9/17/2006 05:25:00 午後  
Blogger Terra さんは書きました...

僕はこの本で評価するのは、「全てに繋がっているという感触があった」という部分だけです

まったく違うんじゃないかと、思うのは、霊現象はすべて残留思念だという説と、悪霊は無いという説ですね
それと、自動かく乱システム説、これは笑ってしまった

多重人格はそうかもと思います
ツインソウルは、分割よりも、極めて強い縁のある魂が引かれあうということじゃないですかね

僕自身は一卵性の双子ですから、理論的にはツインソウルですけど、ピンときませんな


飯田先生は、キリストと仏陀の同志と認められて生還されたそうですから、死線をさまよったかいもあったということでしょう
妄想だったと言われないようにご精進されることを祈ります

9/18/2006 11:30:00 午前  
Anonymous sonae さんは書きました...

terraさん、そうですか。

やっぱり彼の信奉者は全ての内容を受け入れるんでしょうかねぇ。

どうもありがとうございました。

9/19/2006 11:52:00 午前  
Blogger Terra さんは書きました...

どんな人にも、いいところはありますから

でも、霊魂と向き合う現場の人達からは、支持はされないだろうと思いますね
むしろ、悪霊に仕える人達が隠れ蓑に使う可能性がありますね

9/20/2006 01:01:00 午前  

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