2006-10-09

意識の根源

感じられる前の世界には「もあもあ」が沢山浮遊していて、それが、照らし合い感応しあっている、と
で、時間も空間もゆらいでいて、生と死が重なり合い共存している。情報は光速を越えた早さで伝達される

とてつもなく親切で賢い「もあもあ」さんもいるし、修行中の「もあもあ」さんも沢山いる
脱線したのに気がつかない、いやな奴もいる、と
菩薩とか、神話に登場する神様とか、悪魔とかですね

とまあ、そんなところなんですけれど、それだけじゃないんです


天台大師は華厳を究極のものとは考えてませんでした

また、弘法大師の十住心論では、十番目が秘密荘厳心で密教なんですけれど、華厳は九番目なんです。やはり究極のものではないんです

ソウルミラーネットワークのまだ、その先があるんです

ムフフ



実は、僕の大学の卒業論文は、弘法大師の第九住心と第十住心の境目がどうなっているのかというのが研究対象なんです
論文は学部生のレベルですからたいしたもんじゃないけど、昔からものすごく高度な研究がなされてる事だけはわかりました

学会(がくえ)というんですけど、高野山で行われている密教教学の議論ですね
いまも形ばかりは残っていますけど、江戸時代の一時期、論争に負けたら山を降りなければならないほど激烈な議論がおこなわれました。いろいろ調べましたけど、もう、全く凄い量の研究が残されてます
今もチベット仏教では問答議論が重視されていて、いいことだと思いますね。坊さんの質が高くなるね



十住心論では、第九住心を華厳に配当して、極無自性心としているんですが、その根拠となる経典を各種列挙するなかに守護国界主陀羅尼経という経典があって、そのなかで、[口奄]オン字観の実習方法が説かれています
このオンがですね、ヴェーダなどでも説かれる聖音で、ウパニシャッドでは最高の意義を与えられてます。それが、密教経典の中で、国王を守護する陀羅尼として再生してるわけです。ですけれど、それは究極の成就法ではなくて、第九住心に配当してます
一般に金剛頂経系の密教経典では五相成身観によっって悉地を成就する方法が説かれますが、いちばん最初の通達菩提心の直前が第九住心なんですね
五相成身観と、その前の第九住心に画然とした境目があります
弘法大師的にはですね、そういうことです

天台教学では
お釈迦様が、生涯で説法を始めた一番最初に悟りの内容をそのまま説いたのが華厳経とされてます。これは、天台大師が、いろいろ経典の内容を調べて、説かれた場所と順番を決めていく分類作業をしてみてわかったことです。その結果、法華経に、他の経典にない極めて特異な教説があることがわかり、華厳経などを法華経の前段階の経典であると位置づけました




ソウルミラーネットワークを越えた、意識の源があるんです

それが、キリスト、アッラー、大日如来、久遠仏などと呼ばれる存在です

時間と空間がないところにいるんだから、無始無終でいたるところに遍満してます
数もありませんから、ゼロであり∞です
生死がないから、なんなんでしょう、永遠であると言っておきます

ソウルミラーが浮かぶ空間であり、ソウルミラーを照らす光です
ソウルミラーを妄想と執着から解放する力です
そしてソウルミラーの意識の根源です

空間であり、光であり、力であり、意識の根源です


続く

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