2006-11-15

修理中の仏像の眷属

ある仏師さんから、お孫さんのことで相談されたことがあります

仕事場に孫が遊びにくると、最近とても怖がるようになった
いままでこんなことは無かった
修理中の仏像を見ると、とても怖がる

ということでした

どうも、得体の知れない眷属が付いてきたらしいと思いました


仏さんや神様自体は、べつだん怖いってもんじゃありませんが、付き従っている眷属は、千差万別、とんでもないのもいますから

案外、この眷属が働いているのを自分の霊能力と勘違いしてる坊さんも多い

拝み屋さんなど、低級霊の方をありがたがる傾向がありますね
手っ取り早く結果が見えますし、不思議な現象を起こしやすいですから

もう、仏さん拝まないで、眷属さんだけ拝む
キツネに油揚げ、ヘビに卵、などお供えして、欲望丸出しで拝むのなど典型的な例です

で、仏像を据えて拝んでいても、実際は働いてるのは眷属だけ、といったことになる

仏師さんは、あちこちから修理を頼まれますから、わけのわからん拝みかたをしてる仏像もあるんでしょう
そんな仏像を修理してると、仏師さんの仕事場にも眷属がやってきて、感受性の強い子などが怖がるようになったりします
案外、当の本人の仏師さんはなんともなかったりします
これは、仏さんが守っているからだと思います
仕事場までは守ってくれないみたいだけど、だれかに相談しようという気にさせるんでしょうね


仏壇屋さんが修理たのまれて写真とったら白ヘビが写ってた、なんてのもあった
そういう写真は焼き捨てるのがセオリーです



さて
相談してきた仏師さん、なんとかならないかと言う
それで、いろいろ話をしてたら、僕の声が、話をしていて部屋中に響くように聞こえてきた(自分だけ感じます)
なんか、こういう時は加持されている感じになるんで、ああ、これはうまくいくって感じます

それで、仏師さんの仕事場の近くに立派な神社があったので、お参りして助けて貰うように頼むことと、うちのお札を仕事場の一番高いところに奉るようにお願いしました

しばらく、なにも言ってこなかった

久しぶりに会ったら
「霊験あらたかで、孫が怖がらなくなった」
ということでした

こちらが恐縮するくらい、すごく有り難がってくれた

建築屋さんなんかも、解体工事とかするときは、近くの神社にお参りしといたほうがいいね

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