2007-01-15

戦争学

このところ、戦争の話が多くなってますが、これ、ほかのBlogに独立させるかなーと思ったりしましたが、やめました

何というか、どのみち一つの人格のなかで出来上がってる考え方ですから、ゴチャゴチャのようにも見えますが、現実とはそんなもんだということでご容赦ください



この本ですけど、著者は元、防衛庁戦術研究所にいらした方です

地政学という概念で、アメリカ、ロシア、中国などの覇権争いをあるていど説明できるという立場から書かれた本です
すべてを理路整然と説明できる理論などあるわけないですが、戦争を理解するうえで、基本の基本となる常識ということで、是非、一読をお薦めします


イージス艦は、日本4隻(計画2)、スペイン4隻(計画1)、ノルウエー1隻(計画4)、韓国(計画3)でもってアメリカはなんと73隻保有です
スペインがジブラルタル海峡封鎖、ノルウエーが大西洋北端の封鎖、日本がウラジオストックと中国の封鎖を分担する配置になってるけど、なんでだろ
なんて疑問も、見当がつきます
てことは、韓国配備は中国向けってことで、アメリカの戦略も見えてくるってことです


USS Zumwalt (DDG-1000)


戦争とは「政治とは異なる手段をもってする政治の継続」と考えるのが、戦争学の基本らしいです
日本の場合、憲法でそういう考え方を放棄してるわけです
だからといって、戦争の本質が変わったわけでもないのですから、日本が自分勝手にそう言い張っているだけで、周辺国は、「政治の継続として戦争」があると考えて行動してるってことです

てことは、戦争を放棄してたら、すくなくとも国際政治は全うできない、ということになってきますけど
ポチと呼ばれようが、自虐史観と自嘲しようが、それで、日本に今の繁栄があるのですから、間違いだとも言えないです

自衛隊は、沈黙していても、隠然とした軍事的存在感があります

野球やサッカーにも、守りの野球、守りのサッカーがあるらしいですから、まあ、日本は戦後60年の伝統ってことで、守りの軍備でいいんじゃないでしょうか

専門的な議論には深く立ち入らないことにします
各論は、他のBlogでみてください

自分なりに情報に触れて、判断してみてください
遠回りのようですが、それが一番いいと考えています
一人前の武将のような、「大事なもの」は何か、分かっている日本人になってください

[J-RCOM] 戦争と平和の問題に徹底的にアプローチ
[Spike's Military Affair Review] 平和を望む人限定
[軍事評論家=佐藤守のブログ日記] 軍事を語らずして、日本を語るなかれ!!
[軍事情報] 日本でもっとも支持されている軍事・自衛隊系メールマガジン「軍事情報」のメインサイトです。

僕は、アメリカの軍事的優位がなるべく長く継続するように努力し、一応の安定があるうちに地球規模の共同体意識を構築するべき、という立場
そうしなければ、100年後の平和な世界は無い、とまあ、思ってます


日本はこれから、装備のハイテク化が重要ですね
特に、ミサイル防衛、同盟国に教えることができるくらい、のめり込むべきでしょう
航空戦力のハイテク化についてはアメリカだのみで間に合うなー
潜水艦も重要ですね
対潜水艦用の無人潜航挺の開発かー、原子力潜水艦をもたないなら、やるしかないでしょうね

つまり、ハイテク兵器による軍事バランスの構築、ですね
アメリカ凋落後も、これでしばらくは有効だと思います

で、それと平行して、ODAです
これは、すんなりありがたいと思ってもらえるわけじゃないです
貰っといてケチをつけたりします
だけど、存在感は示せます
僕はライオンズクラブで経験済みです

そして
これから一番重要なのは、インテリジェンスです

「世界が、安全で安定していることが、どこの国にとっても最大のメリットがある」、って超簡単なメッセージの発信です

大国の覇権主義が、いらぬ戦争を作り出す悪魔だよ

軍隊が警察的な役割をしてればいいような世界を目指すってことだなー

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