2007-01-20

湯の峰温泉


天台宗の新年会で、湯の峰温泉に行きました
うちから、2時間ちょっとで以外と近かった

湯の峰温泉は、お湯がとにかく濃い
日本有数の古い温泉で、おそらく和歌山では一番古いのではないでしょうか
熊野参詣と同じ歴史があります

古くは、熊野三山に参拝する前に、必ず、入浴して俗世の垢を落とす湯垢離(ゆごり)をしました
小栗判官の物語など、数々の霊験があります

温泉民宿やまね
ここは、お風呂の縁が湯の花(溶けきれなかった硫黄分)で真っ白になるくらい硫黄が濃い
肌がスベスベになります

地元の東光寺さんお薦めです
料理が手作りで美味しい
特に、温泉の湯で焚いたご飯、湯豆腐など、なかなか他にないものです



東光寺の本尊は薬師如来
温泉が川に流れ出ているところの湯の花がだんだん堆積して、岩のように積もり、仏さんの形になって、それが、ちょうどお湯が左胸から流れ出ているように見えるから、「湯の胸」薬師と名付けられ、湯の峰の地名の由来になりました

今は、その湯の花の仏像は、こちらのお堂にお奉りしてあります

最近は、現世利益といえば観音さんですけど、古くはお薬師さんのほうが多いです
やはり昔は、病気平癒祈願が多かったのでしょう
最近の観音さん信仰は、貨幣経済の発達が大きな理由じゃないですかね

うちは本尊さんがお釈迦さんですから、祈願はほとんどしません
檀家がないから葬式もしないし
やることないです(^^;)

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