2007-02-15

祈祷札の話2

仏頂系密教について書くと、かなり複雑で長くなります
実は、このBlogでも、今までかなりいろいろ書いてきました
サイト内検索でお調べいただければありがたいです

鐘声3

要点だけかいつまんで書いときます


仏舎利を神格化する過程で、太陽のイメージに仮託するようになりました
月や星が夜空に輝いても、太陽が出れば、その明るさで光が見えなくなるように、ぬきんでた威光があるのに例えて、神々や菩薩を月や星に例えて、仏の威徳を太陽に例えたのです

真言をボロンの一字で(サンスクリットでは一文字になる)現すので、一字といい、太陽のことを、別名で金輪というので、一字金輪といいます
仏の中でも最尊であることを現すために、頂点を示す、仏頂といい、合わせて、一字金輪仏頂如来(いちじきんりんぶっちょうにょらい)といいます

日本密教では、金輪は、威徳最尊であるから、天皇の意味にもなります

密教で真言を唱える時は、真言の功徳を成就させるため、必ず最後に一字金輪仏頂の真言を唱えることになっています

仏教の祈祷札の起源は、仏舎利を供養する塔に見立てた、一字金輪仏頂の木札です
素朴な木の搭婆に、仏舎利を示すボロン字を書いたものです


お釈迦様が存在した、最終的な物的証拠は仏舎利です
仏舎利の神格化と、最重要化は必然的なものです


そして、長保寺の本尊は、金輪仏頂像法という極めて特殊な奉り方をされた、釈迦如来なのです

天台宗全盛期の平安時代に、天皇勅願寺だからゆるされた奉り方です

ニューデリーのインド博物館にある仏舎利とソープストーンの容器 今はボンベイに分割されているらしい


アショカ大王は、お釈迦様の入滅後立てられた8本の塔のうち7本から仏舎利を取り出して新たに建てた8万4千の塔に分納したと伝えられています

その、第1搭、一番目の搭はどこにあるかというと
ラージギルの霊鷲山(りょうじゅせん)です
法華経と般若心経が説かれた場所です

僕は、霊鷲山にもう3回参拝していますが、ここから、あるものを授かって、本尊の釈迦如来の体内に納入しました

また、赤い数珠を使うようにとの霊示で、ルンビニーで求めた赤い数珠を使っています
使い方も授かりました

それで、一字金輪仏頂の祈祷札を開眼しています

一切如来神力所護(一切の如来の神力によって護る所なり)という仏の誓願によって、霊験が生じます

仏の大慈悲は、遍満しています

お札を礼拝する人の心は、無条件に必ず、仏に通じます



お釈迦様の涅槃の日にしるす

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