2007-02-17

千の風になって

私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
・・・・

千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています


新井満さんが、翻訳の経緯を書いているけれど

ここ

もともと英語の詩があったらしいですが、作者不詳ということになっています
アメリカ先住民の作ったものという説もあるようです

これを、秋川雅史さんが歌って、紅白にも出ましたが、実は、この秋川さん、四国の西条市出身です
世界的にご活躍されていますが、西条祭りには必ず帰国されるそうです

西条祭り

西条市内には120以上のだんじりがあるそうです
祭り期間の10月14日から17日までは、市民全員祭りに参加するので、ガソリンスタンドもタバコ屋も喫茶店も全部休みで、市外にいかなければなりません

江戸時代、西条藩主が奨励したのがもともと始まりのようです
勇壮な気風を育てようとしたのだと思います

その名残でしょうか、祭り期間中、いったん「お旅所」にすべてのだんじりが一カ所に集合して夜祭りになりますが、それは、在る神社の前にある祭り用の特別な広場です



翌朝、「御殿前」といって、西条藩主の陣屋跡の西条高校前(今も陣屋の門が遺されている)に集結しクライマックスになります


実は、在る神社とは、西条東照宮で、ご神体は東照権現、徳川家康公です
そして、初代西条藩主は紀州徳川家初代藩主徳川頼宣の次男、松平頼純です

そう、西条藩は紀州徳川家の分家なのです


秋川雅史さんと、僕は、細い糸ですが繋がっているのです、そして、「千の風になって」の歌も
(ま、気持ちの問題ですから)


僕も、いちど祭りに行きましたが、西条市内に宿泊できなくて、となり町で探してもらいました




前回、お札があるのと無いのとでは

訓練、と実戦
ままごと、と本物
思いこみ、と現実

位の違いがある、と書きましたが

これは、お墓にもあてはまるんじゃないかと思います

無ければ無いで、間に合います
でも、無いと寂しいです

先祖がそこで暮らしてるわけじゃありません
でも、あれば落ち着きます

お墓参りに行くと、やっぱり、亡くなった方は喜んでくれます

そして、千の風になって、そばにいてくれます

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