2007-03-09

日本の人権思想の由来


仏教が救う日本の教育

p157から引用
 

戦前の教育の根幹をなした修身の科目の中では、「祖先を尊べ」ということを繰り返し教えていた。どういうしきたりで、どのように尊ぶべきかということは各家庭にまかせていた。
 各家には仏壇や神棚が安置されていて、朝夕の礼拝や年中行事や年忌の法事がある。こうした古来の習慣は親から子へと伝えられてきたものであるり、とくに学校で教わることではない。学校ではその大切さを説くだけだが、それで十分だった。

 戦後、修身の科目はなくなり、学校で「祖先を尊べ」と教えることはなくなった。憲法による宗教教育の禁止のせいで、一言たりとも「祖先を尊べ」と教えることはなかった。核家族化が急速に進んだため、どの家にも仏壇があるということがなくなり、祖先を尊ぶ習慣を身につけないまま成長してしまう子供たちが増えた。

同じ敗戦国でありながら、連合国に対して憲法だけは自前でつくることを押し通した西ドイツでは、その基本法(憲法)のなかで、宗教を学校の必修科目と規定した。宗教だけは教えてはいけないと定めた日本の憲法と正反対だ

人間には必ず何か尊ぶべきものがある。何か尊ぶべき価値があるはずである。それを教えるのが教育の使命である。少なくとも文明国の人間ならば、欲望のままに生きてよい、などとは教えないはずである。

現代の学校では、「利を権ること」を尊べと教えている。祖先を尊べとは教えない。神仏を尊べとも教えない。なによりも「人権を尊べ」と教えている。
 これは宗教教育である。しかも、史上最低の宗教教育である。何であれ「利」を「権ること」を至高と崇めるような愚劣な宗教がかつて地上にあったろうか。それが戦後の日本に誕生した。かくして現代日本人は「人権」よりほかに尊ぶものを知らない。

これを「人権教」と呼んで差し支えない。今の日本には「人権教」という新宗教が猛威をふるっている。

憲法第十一条は、「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与えられる」となっている。
 この条文をよく読むと、日本人には不可解な表現がある。お気づきだろうか。それは最後の「与えられる」という言葉である。

つまり、基本的人権なるものは、誰かから日本国民に与えられたものという表現になっているのである。では、誰が与えたのか。

主語があいまいでも通じる日本語の落とし穴のような感じだが、マッカーサー草案並びに英訳では「コンファー」という動詞が使われている。これは贈り物や爵位などを授けるといった場合に用いられる語である。どこか高いところから授けられる、というニュアンスの語である。
 条文には「誰によって」ということはどこにも記されていない。「一体誰から与えられるのだろう」と、素朴かつ賢明に考える日本人がいたら、不可解に思えて当然でしょう。
 それは誰か。いくらマッカーサーが憲法草案をつくったとはいえ、基本的人権なるものまでマッカーサーから与えてもらったと考える日本人はいないだろう。

答えは歴然としている。それは神(ゴット)である。

日本国憲法には神の名こそ記されていないものの、「与えられる」という表現のなかに、キリスト教の全能の唯一神がしっかり顔を出しているのだ。
 これが宗教的聖句でなくて何であろう。そして、それを尊べと教えることが宗教教育でなくて何であろう。

「人権」の由来と根拠を知っている欧米人と違って、人権教の信徒たちには、祈りも感謝もない。空気のように当然あるべきもだと思っている。だからほんのわ ずかでも、それを批判し、行く手を遮るものにはヒステリックに抵抗する。しかし、「利=欲望」の追求(要求)を空気のようにあたり前に感じる社会とは、果 たしてまともな健全な社会といえるのであろうか。


引用終わり




教育勅語と言うと、引く人もあると思うけれど、見てください
御自分で判断してみてください
ここで言っていることを否定するってことは、これ、亡国以前に、廃人だろうなぁ

教育勅語絵本[FLASH]ver1.5
あすの日本を考える会








大きなサイズで見る



ま、それで、僕的には、「自由が大事」じゃなくて「創意工夫」だと言ってるんですけどね

ラベル:

2007-01-21

共に働く

米国防総省は18日、ロイター通信に対し、イラクでの米軍の費用が今年は月額84億ドル(約1兆円)に達し、2003年の開戦時の月額44億ドルからほぼ倍増する見通しであることを明らかにした。(2007年1月19日20時29分 読売新聞

イラクの米兵が増派されて約16万人になるらしいですから、月額、一人あたり625万円になります
月額でっせ
ハイテク戦争などやってられませんわなぁ

ちょっと調べましたが、世界の約半数の国のGDPよりイラクでの一ヶ月の米軍の予算の方が多い
年間だと1008億ドルですから、3分の2以上の国のGDPが、イラクの米軍の予算より少なくなる計算です
ニュージーランドのGDPに迫ります

CIA The World Factbook
 世界のGDPの比較

経済的に、今風の戦争はどこの国にも出来ないことが証明されましたから、世界は、ゲリラ・テロと、ミサイル恫喝競争になるでしょうねぇ

やっぱ、このくらい性根をいれて軍隊がするのじゃない世界平和の構築のほうに金を使えば、それなりの効果はあるんじゃないかと、考えてしまいますわなぁ

世界平和構築をそんなに金をかけずに根本的に達成する方法を研究する価値は、多いにあるということでしょう

戦前の日本の方法は画期的だったという話ですけどね
いっしょに働いて、出来上がったものを買い取り、相手の成長を促進するという形だったらしい
これは、最近のライオンズクラブでも言うんですけど、共に仕事する、いっしょに取り組む、問題を共有する、こういう姿勢がないと結局ばらまきで終わり、金の切れ目が縁の切れ目になります

イラクのサマワに自衛隊が置いてきた医療設備は、ちゃんとメンテナンスできてるんでしょうかね
途上国は、案外ローテクの方が、後々よかったりするんで難しいんです

現場の実状をとことん知り尽くす必要があります
手間暇かけた援助は実ります

ただこれ、ゆすりたかり国家に対抗することにはならないのよね
狼藉者に対する制裁には軍事力が必要になります
まあ、暴力事件を起こすより、勤勉に働いたほうが得ってことに気付かせる必要があります

忍耐が必要だけど、なでもかんでも戦争というよりは、ずっとましですね


非友好国の出先機関の政党のような話になりますが、違うのは、僕は相応の軍事力は必要だし行使することもあるって立場です
そのうえで、もっと金のかからない方法があるかもしれないので研究すべし、ということです

ラベル:

2007-01-18

戦略が先だよ

日本はいままでもずっと、ロシアと中国の核ミサイルの標的になっていたわけですけど、北朝鮮の核実験で、ますます核の脅威を実感するようになったせいでしょうか
国防に対する考え方は劇的に変わってきているのかもしれません

とにかく非武装中立なんてことを言っていた人がつい最近までいたんですからね

それが、日本核武装論の出現だものね
まあ、昔からあるけど

軍事的問題に関しては、どうしても感情的になりやすく、特に日本人は、戦後教育のせいらしいけど、軍事音痴ですから、知りもしないで反応するんだから、ほっといても感情的になりやすくなります
大げさに、大げさに、なるんだよね


核戦略なんか、国民の常識として、どんな考え方があるか知っておかないといかんなー
現代の戦争についても、基本的な常識を知るべきでしょう

これは、無知ですまされる問題じゃありません

とりあえず、5発も核ミサイルを食らえば、日本消滅だからね

知ることを避けて通っちゃだめよ



昨日、ひさしぶりに防衛協会の会合に出席したんですけど、防衛省になったからといって、特に雰囲気は変わってなかったなー
なんというか、マッタリしてます

もう、今の自衛官のみなさんは、いわゆる戦後生まれです
過去の日本の起こした戦争は、そりゃ職業だから、知識としては知っていても、経験してるわけじゃありません

でも
いまある、戦争は知っています

イラクで脂汗を流して任務を果たしましたし、まだ、飛行隊がイラクにいるし、インド洋とゴラン高原にも自衛隊がいます
戦闘行為が無いからと言って、戦争が無いわではありませんよ



1954年10月6日、日本はコロンボ計画(注)への加盟を閣議決定し、開発途上国に対する政府開発援助(ODA)を開始しました。
10月6日は「国際協力の日」


1950年(昭和25年)8月10日、警察予備隊、
1952年(昭和27年)10月15日、保安隊
1954年(昭和29年)7月1日、防衛庁 自衛隊
2007年(平成19年)1月9日、防衛省

同じ1954年に国際協力と自衛隊が始まったというのは
日本の安全と繁栄を守るためには、国際協力が必要
という宿命を暗示してますね
資源もなく周囲を海に囲まれているんですから、繁栄の為には貿易に依存するしかなく、世界が平和で安定している必要があります
食料の自給すらできませんし、石油などのエネルギーもありません

自衛隊が、イラク、インド洋、ゴラン高原にいる理由も、ごちゃごちゃ考えずに、ここのところを理解すればスッキリします

防衛省は英語でMinistry of Defenseになりますけれど、英語から日本語にすると国際的には国防省とか国防軍で、軍隊という意味にしかなりません

ですけれども

自衛隊は、やはり、他国とかなり違う成り立ちをしてるんだということではないですか

国際協力と防衛庁は、同じ年に生まれてるんです
日本の外交戦略、国際社会での意味は、ここに示されています

戦闘能力のみ評価しても、自衛隊の意味はわからない、ってことなんじゃないですか

平和を守り、繁栄に貢献する

そのためには、政府開発援助もし、自衛隊の海外派遣もある、ということじゃないですかね

僕の言い方で言えば、地球規模の共同体意識の構築、のために粛々と仕事をしていくってことです

憲法とか、自衛隊を派遣するときのお題目は、基本戦略の後で考えることですよ
しなきゃならない仕事はしなきゃならないんですからね

順序を言えば
先ず、基本戦略 地球規模の共同体意識の構築
各論、 インテリジェンス、国防、国際協力をどうするか
細部、 インテリジェンスの統括、防衛省、外務省ODAをどうするか
最後に、 最も効果的に実施するための憲法であり、関係法規でしょう

突いたり引いたり、先に憲法論義とかばかりやってるから、国ってもんがわけわからなくなるんですよ

最近のアメリカは勝手なことばかり言いますが、核の笠を借りてるんだからしょうがないですよ
だけど、世界を支配するとか、コントロールするとかじゃない、日本なりの世界観があるってことじゃないですか

ラベル:

2007-01-17

積極的オペレーション

「南京事件」70年、米でドキュメンタリー映画初公開(2007年1月16日23時4分 読売新聞)
 【ロサンゼルス=古沢由紀子】旧日本軍による1937年12月の南京事件をテーマにした米国のドキュメンタリー映画「南京」が完成し、ユタ州で18日開幕するサンダンス映画祭で初公開される。
 今年70年を迎える南京事件は、国際的な関心を呼ぶことが予想され、中国や米国で関連映画の計画が相次いでいる。「南京」はその先陣を切る作品として注目されている。
 プロデューサーを務めた米インターネット接続大手AOLのテッド・レオンシス副会長が2年前、中国系米国人作家アイリス・チャン氏の自殺に関する新聞記事を読み、関心をもったのが制作のきっかけという。事件を告発したチャン氏の著作「レイプ・オブ・ナンキン」は、日本では「事実誤認が多い」と指摘され論議を呼んだ。



AOLの親会社はTime Warner、傘下にTIME、CNN、Warner Brosを擁する総合情報企業

当然、中国はこの映画を国際的宣伝工作ととらえて徹底的に利用するでしょう

映画の内容が正確か誇張か、などというまっとうな議論にもっていかれないよう、扇情的な発言を繰り返すと思われます

AOLは2001年に中国で合弁会社 FM365.comを設立していたが2004年に撤退しています

アメリカにとって、中国は最大のライバルとなる懸念はあるにせよ、最も有望な市場であることは確かですから、失う心配のない日本市場の反応を考慮せずに中国市場の歓心を買うことに専念すると思われます
広島と長崎で原爆で数十万の民間人を殺害しても、仲良くしてくれている、やさしい国ですからね


映画のネタになった「レイプ・オブ・ナンキン」の作者アイリス・チャン氏は2004年36歳で自殺しています
アイリス・チャン氏は、多分話題作り狙いでしょうが、在米日本大使館にこの本に書かれていることが事実かどうかについて公開討論を申し込みましたが、日本大使館側は欠席しました
これを、つまり、インテリジェンスが無い状態とよびます


南京大虐殺論争
 中立的に書けばこんな風になります
『南京大虐殺はウソだ!』インデックスページ 否定説のページ
「レイプ オブ ナンキン」の改竄写真一挙公開 どんなことが書かれているかわかります

むしろ、あまりに扇情的な内容のことをアイリス・チャン氏が出版したために、戦争の真実究明が混乱しているということでしょうが、そんなことは関係ないのが国際的インテリジェンスです


日本と中国は歴史認識について共同研究することに合意していますが、いまのところ、前途不明

僕が言いたいのは、事実がどうであれ、国際社会は情報を自国の都合に会わせて利用することを、強力に執念深く推進しているということ

防衛省が発足しましたので、なにか対日工作を仕掛けてくるとは考えていましたが、とりあえず第一弾ということで、かなり、積極的に力をいれてキャンペーンを続けるでしょう

前回、「これから一番重要なのは、インテリジェンスです」と書きましたが、分かって頂けると思います

事実に基づいて考える、などという、日本人からみればまっとうな立場は、周辺国にはあてはまりません
自国民に対する国家的情報管理、宣伝工作を全体主義国家は当然のこととして行っているのをお忘れなく

南京事件が実際どうだったかは、どっちにしろ、もう70年前のことですから、今の日本人にこじつけるのは感情的に過ぎると思いますよ
東京裁判において日本軍司令官、松井石根大将が虐殺命令を行ったとされ、絞首刑となっていますので、それこそ決着した事件なんです

つまり、事実関係を無視して、しつこく蒸し返すのは、悪意をもった謀略だということですね



日本は
「国際的な信用と尊敬をうけること」を最重要の戦略目標にして
客観的事実の究明が、相互の信頼形成に必要なことを理解させるべきでしょう
お互いに、都合の悪いことが出てくるかもしれませんが、事実の前には平等です
事実の究明を妨害するなら、排除する必要がありますね

ラベル:

2007-01-15

戦争学

このところ、戦争の話が多くなってますが、これ、ほかのBlogに独立させるかなーと思ったりしましたが、やめました

何というか、どのみち一つの人格のなかで出来上がってる考え方ですから、ゴチャゴチャのようにも見えますが、現実とはそんなもんだということでご容赦ください



この本ですけど、著者は元、防衛庁戦術研究所にいらした方です

地政学という概念で、アメリカ、ロシア、中国などの覇権争いをあるていど説明できるという立場から書かれた本です
すべてを理路整然と説明できる理論などあるわけないですが、戦争を理解するうえで、基本の基本となる常識ということで、是非、一読をお薦めします


イージス艦は、日本4隻(計画2)、スペイン4隻(計画1)、ノルウエー1隻(計画4)、韓国(計画3)でもってアメリカはなんと73隻保有です
スペインがジブラルタル海峡封鎖、ノルウエーが大西洋北端の封鎖、日本がウラジオストックと中国の封鎖を分担する配置になってるけど、なんでだろ
なんて疑問も、見当がつきます
てことは、韓国配備は中国向けってことで、アメリカの戦略も見えてくるってことです


USS Zumwalt (DDG-1000)


戦争とは「政治とは異なる手段をもってする政治の継続」と考えるのが、戦争学の基本らしいです
日本の場合、憲法でそういう考え方を放棄してるわけです
だからといって、戦争の本質が変わったわけでもないのですから、日本が自分勝手にそう言い張っているだけで、周辺国は、「政治の継続として戦争」があると考えて行動してるってことです

てことは、戦争を放棄してたら、すくなくとも国際政治は全うできない、ということになってきますけど
ポチと呼ばれようが、自虐史観と自嘲しようが、それで、日本に今の繁栄があるのですから、間違いだとも言えないです

自衛隊は、沈黙していても、隠然とした軍事的存在感があります

野球やサッカーにも、守りの野球、守りのサッカーがあるらしいですから、まあ、日本は戦後60年の伝統ってことで、守りの軍備でいいんじゃないでしょうか

専門的な議論には深く立ち入らないことにします
各論は、他のBlogでみてください

自分なりに情報に触れて、判断してみてください
遠回りのようですが、それが一番いいと考えています
一人前の武将のような、「大事なもの」は何か、分かっている日本人になってください

[J-RCOM] 戦争と平和の問題に徹底的にアプローチ
[Spike's Military Affair Review] 平和を望む人限定
[軍事評論家=佐藤守のブログ日記] 軍事を語らずして、日本を語るなかれ!!
[軍事情報] 日本でもっとも支持されている軍事・自衛隊系メールマガジン「軍事情報」のメインサイトです。

僕は、アメリカの軍事的優位がなるべく長く継続するように努力し、一応の安定があるうちに地球規模の共同体意識を構築するべき、という立場
そうしなければ、100年後の平和な世界は無い、とまあ、思ってます


日本はこれから、装備のハイテク化が重要ですね
特に、ミサイル防衛、同盟国に教えることができるくらい、のめり込むべきでしょう
航空戦力のハイテク化についてはアメリカだのみで間に合うなー
潜水艦も重要ですね
対潜水艦用の無人潜航挺の開発かー、原子力潜水艦をもたないなら、やるしかないでしょうね

つまり、ハイテク兵器による軍事バランスの構築、ですね
アメリカ凋落後も、これでしばらくは有効だと思います

で、それと平行して、ODAです
これは、すんなりありがたいと思ってもらえるわけじゃないです
貰っといてケチをつけたりします
だけど、存在感は示せます
僕はライオンズクラブで経験済みです

そして
これから一番重要なのは、インテリジェンスです

「世界が、安全で安定していることが、どこの国にとっても最大のメリットがある」、って超簡単なメッセージの発信です

大国の覇権主義が、いらぬ戦争を作り出す悪魔だよ

軍隊が警察的な役割をしてればいいような世界を目指すってことだなー

ラベル:

2007-01-14

ハイテク兵器拡散

(2007年1月14日3時1分 読売新聞)
自衛隊PKO、武器の先制使用を検討…対象は非正規軍

 政府は13日、国連平和維持活動(PKO)協力法に基づき海外で活動する自衛隊員らの武器使用について、従来の憲法解釈を変更し、自らの身に危険がない場合でも、任務遂行への妨害を排除する場合は使用を容認する方向で検討に入った。
 自衛隊が停戦監視などの国連平和維持隊(PKF)本体業務に参加するのに必要と判断した。ただ、武器使用の対象は、犯罪集団など国の正規軍でないことが明確なケースに限定。国連施設を守ったり、逮捕者の逃亡を防いだりする時、相手から撃たれなくても先に武器を使うことを可能とする。政府は年内に解釈変更を表明し、PKO協力法など関連法の改正作業に入りたい考えだ。



つまり、普通に戦える軍隊にするってことですね
これからの戦闘はハイテク兵器になりますから、先制攻撃されたらあっという間に全滅します
武器の先制使用をしない軍隊があったら、いちころだもんね

ところで、自衛隊が発足したのが1954年、52年たって防衛省になりました
実は、僕は1954年生まれです
自衛隊と同じなんだよね
そろそろ僕も、防衛庁から防衛省にならなくちゃですけど(^^;)

もう僕らの世代は、過去の戦争は聞いた話であって、生活していて現実の脅威を感じるかどうかなんですよ

コロンボ・プランって知ってますか
開発途上国援助のための国際機関なんですけど、これに日本が加盟したのが、奇しくも1954年なんです
自衛隊と一緒です
これがODAになって外務省がやってるわけです

で、合理的に考えれば、ODAも防衛省とセットで戦略的に考えるべき時がきてるんじゃないですか

ODA
目的 我が国ODAの目的は、国際社会の平和と発展に貢献し、これを通じて我が国の安全と繁栄の確保に資することである。


国際社会の「平和と発展」が日本の「安全と繁栄」につながると
で、「安全」を保証するのが安全保障で防衛省の役割てとこか

僕は、撃たれたら撃ち返すだけの安全保障じゃなくて、繁栄の確保、つまり権益の保全も安全保障の範囲だと考えてます
軍事バランスがあって初めて、テーブルについて交渉もできるってもんでしょう
自分の畑は自分で守らないとね

案外、お互いがハイテク兵器で武装すれば、核兵器の相互確証破壊戦略みたいなもんで、双すくみでかえって安全かもしれん

ハイテク兵器も核兵器がたどった道のように、お互いがへとへとになるまで軍備拡張して、それが行き着いて軍縮か
現実的にはそんなとこかな
そのころには、核兵器を持ってる国が拒否権使って威張ってる国連も、ハイテク兵器の登場で、発言権が分散するようになるんじゃないの

日本の常任理事国入りも、ハイテク兵器の拡散が鍵とは、醒めた見方


パキスタン、ラホールの苦行釈迦像が地球を抱いてるイメージ、天台仏青連盟が作成した画像です


最近、中国驚異論が根強いんだけれど、僕、中国3回行ったかな
全然、違和感ないですよね
街角にいて、スッと溶け込んでしまう

まあ、反日が2億人位いても、親日も2億人位いるでしょうから、あんまりカッカしないことです

発展著しいらしいけど、これって、市場主義経済の導入効果なんですよ
共産主義がうまくいった成果じゃないよ
だから、中国は、共産主義者が衰滅して市場主義経済の自由主義者が多数派に、必ずなります

これはですね、今、中国とつき合ってる人は感じてると思うけど、共産主義でこれですから、中国が資本主義になったら、もっのすんごく商売きつくなるでしょうな
日本人など華僑に吹っ飛ばされるよ

どうなるか楽しみだね
共存共栄互恵互助に落ち着くとは思いますけど

北京オリンピックと上海万博が曲がり角ですね

日韓サッカーワールドカップ共催の時、北朝鮮が韓国軍に発砲事件を起こしたけど、中国の国運がかかったビックイベントを控えてる時に、隣のゆすりたかり国家に核武装宣言されちゃたまらんわな

絶妙のタイミングで、一番頭に来ることをよくするよ
まさか、ただですむとは思ってないとは思うが、妄想世界にはまってるのかもなー

ラベル:

2007-01-11

世界平和のインフラ

今、日本で使ってる戦闘機のF15が一機100億位で200機ほどある
イージス艦が1200億位で4隻
次期主力戦闘機に噂されているF22が200億位

ハイテク兵器ってお高いもんです

よくある簡単な話ですけど
これだけのお金の一部を平和のために使えばいいんじゃないかという話ですね

日本のODA(政府開発援助)予算が去年で8000億円、たいしたもんです
先進国の中では2番目らしいけど、まあまあ平均的な実績のようですね

防衛予算は去年が4兆8139億円、こんなもんかな
世界のなかでも多いほうらしいけど、国力に比べて妥当なとこなんでしょね


実は、僕はライオンズクラブでいろんな奉仕活動をさせてもらっていますけど、お金を使っていいことをするってのは案外難しいんです
費用対効果がどうも見えにくい

(ライオンズクラブは、全世界で44,700クラブ、会員数は約137万人。日本国内で約3,300クラブ、会員数約14万2000人。(2001年現在)今は不景気の影響で少し減ってます)

ライオンズクラブ国際協会の実績として(世界中のライオンズですね)視力回復の奉仕をしてますが、まあ、実感わかないね
数字で見る視力ファースト

最終更新日2006/09/08

視力ファーストは1990年にスタートして以来、大きな功績を上げてきました。

* 90カ国における818事業に対し、1億9,300万ドルを交付
* 710万人の白内障患者の視力回復
* 2,000万人が瀕する視力喪失の危機を予防
* 数億人に対する視力ケア・サービスの向上
* 8,500万例の河川失明症の処置を実施
* 213の眼科病院/クリニック/病棟を建設あるいは拡張
* 325の眼科センターの設備を改良
* 109施設に管理トレーニングを供給
* 30万5,000人の眼科医、眼科看護士、その他の眼科ケア・ワーカーや地元のヘルス・ワーカーの訓練
* WHOとのパートナーシップで、世界で初めてとなる小児失明との戦いに着手。30の小児眼科センターが設立される予定


今、僕は会員・会員維持委員という大阪・和歌山地区の地区役員で、おもに会員数の維持の仕事をしてますが、大きな所帯なんで、なにごとも簡単じゃありませんよ
ちょっと説明するにもライオンズ用語がたくさんあってわかりずらいと思いますよ
だいたい、僕の役職をうまく説明できないな、説明しようとするとかなり長くなる

各クラブの運営費と事業費の割合は、これは、部外秘らしいんでハッキリ言えませんが、かなり、運営費が大きいんです
一口で言うと、奉仕に使う金より、クラブを運営する金のほうが大きい

これがまた、なかなか運営費が圧縮できないんですな

つまり、奉仕の団体、というかけ声はいいんだけど、なかなか、奉仕にお金が回らない
それでも、長い間にどえらい実績がありますから、たいしたもんですけど、まあ、奉仕ってのは大変だってことです

それで、ライオンズクラブは世界規模の団体ですから、当然インターネットは使ってますけど、これが、僕のクラブでメールのできるのが事務局とあと1,2人てとこか(^^;)
つまり、インターネットが世界平和の基礎的インフラなんてのは、今のところ妄想だと思うよ




一神教のイスラムやキリスト教ではなくて、仏教が世界平和の土台になる概念を提供するという考え方があるけど、かーーーーなり、遠回りな道筋ではありますね

仏教の説く、調和を尊ぶ心が必要
でもって、調和を尊ぶ心になった人が、平和活動をする
すると、一神教的な、特定の神が造った世界秩序じゃなくて、だれにも平等な調和のある世界をつくれる

まあ、インターネットですら、今現在、社会で活躍してる人達が使いこなしてるわけじゃないし、使いこなすのがいったいいつになるかわからんし、仏教が注目されるなんてのは、よく言って、思考実験かな

ただし

インターネットと仏教は相性がいいんです
つまり華厳哲学ですけど

蜘蛛の糸のような、かすかな、世界平和への望みかな

ラベル:

2007-01-10

あちら側

去年よく売れた本だということなので読んでみました
面白いですね

Google誉めすぎだけど、実はこのブログもGoogleで作ってます
設定で、自分のプロバイダーの中に、ブログのファイルを置くことができます
ですから、書いたことが全部自分のサイトに保存できます
日本語がちょっとうまくいかないところがありますが、他にない機能ですね

GoogleとWikipedia、ほんとによくお世話になってます
インターネットを自分でやってて、なんだかよくわからなかったけど、この本読んでやっと意味が見えてきました

ハードウェアに依存するのが「こちら側」、ネットワークの世界に構築されるのが「あちら側」

僕は、ビルゲイツの世代です
パソコンが出始めて、劇的に進化して、ウィンドウズが出て、インターネットが過激に進化してきたのを、全く驚きと感動で見守ってきました
手元にあるパソコンが、どえらい事をするのを、目を見張って驚いてきた世代でしょうね

パソコンとインターネットが当たり前の世代が、GoogleとWikipediaになるらしい
もう機械には関心がなくて、いかに使うかに関心が移ってしまっている
Yahooや楽天ですら旧世代らしい
物流とか、広告とか、今あるビジネスに依存してる


GoogleとWikipediaを越える、次の世代の仕掛は1991年生まれの人が発明するって、この本には書いてあるんですが、これには、ある感慨がありますね

実は、僕は地元の中学校でPTAと先生方を対象にインターネットの講習会を2年間やったことがあります
2時間を2回くらいの講義だったけど
これは、義務教育でインターネットを教えるようになったんだけど、やってる人がいないんで、僕に声がかかったんです

で、当時僕の長男が中学生でした
それが1989年生まれです
この世代が、義務教育でインターネットを初めてさわった世代です
この世代が、今年から大学を卒業して社会人になります

パソコンもネット代も、親のスネかじりでやっていたのが、自分の稼ぎでするようになります
ネットを通じた売買も、自分の稼ぎで、なんの抵抗もなくするようになります

インターネットの本当のブレイクは、まさにこれからですよ

古い話になりますが、60年安保とか、東大安田講堂の攻防とか、あれは、学校で社会科を教えるようになって、社会とか政治が共通の関心になって、学生運動が盛り上がったのが理由の一つだ、という考え方があります
教育に敏感に反応する優秀な国民だということにもなるんですが、これですね、学校の義務教育でインターネットをさわるってことが、これは、大変なことになるって感じですよ

その大変化は「あちら側」で起こります

十八羅漢図(左幅)絹本著色   室町前期(15世紀) 長保寺蔵 


この先の30年後

ハイテク兵器を使ったゲリラ戦、テロ活動が蔓延し、核テロさえ起こりかねない時代になります

30年もすれば、ヨーロッパ各国始め、ロシア、中国も無人・ステルス・精度100%のハイテク兵器を自前で造るようになります
アメリカの軍事的優位は崩壊して、ゲリラ、テロに自国で対応するしかありません
核拡散も静かに進行して、どこかの国が核テロを起こしても追跡できなくなっている可能性が高いです

愛・平和・慈悲・連帯感などどいった人道的な概念は、地球規模の破滅的な戦闘や謀略と対峙することになります

あなたに「大事なもの」を守るため、危険を顧みない覚悟はありますか

おそらく、地球規模の共同体意識をささえる一つの道具が、インターネットなのでしょう

情報革命が
妄想と執着から人々を解放するか、さらなるエゴイズムに陥るのか
他者を理解し心の繋がりを生むのか、自我を越えられない絶望を味わうのか

自分と、大事な人のいる場所を守ることが
地球環境を守り、平和を維持することになるのか
弱き者達から奪い、自分達だけの城を築くことになるのか

地球規模の共同体意識を実現するために、暖かい微笑みがどうしても必要な時代がきているんじゃないですかね

ラベル:

2007-01-08

大事なもの

知性というような意味じゃなくて、敵性国家の秘密情報という意味でのインテリジェンスのことなんですけど
日本は、核武装もしてないし、なるべく軍事大国にならないで平和国家としてこれからもやってかなければならないし、経済大国としての地位を維持しなければならないし、安全で繁栄した国家として生き残らなければならないし、なのに、周辺国が非友好的である時があるし、するので、高度なインテリジェンスが必要です
というのが、僕の立場

自国の外交や防衛の政策決定に必要な情報は、自分で集めるしかありません
情報が無くていい、なんて言う人は、外国から金を貰ったスパイだろ

とっつきやすい本です

孫子によれば用間篇に、五種類の間者が分類してあります

因間 敵地の民を自国の間者に使用する
内間 敵国の官吏を自国の間者に使用する
反間 敵国の間者を自国の間者に使用する
死間 敵国に虚偽の情報を持ち込み、敵国を罠にはめる手引きをし、最終的に敵国に殺される
生間 敵国に潜入して諜報活動を行い、それを自国に報告する

今風には、ヒューミントってやつだね

情報活動は
  • オシント(オープンソース・インテリジェンス)公開情報
  • シギント(シグナルズ・インテリジェンス)通信傍受、盗聴
  • イミント(イマジェリィ・インテリジェンス)画像情報、偵察衛星画像の分析など
  • マシント(メジャーメント&シグナチュアーズ・インテリジェンス)測定情報、大気のガス、放射能の分析など
  • ヒューミント(ヒューマン・インテリジェンス)人的情報に分類される
ヒューミントは
#リクルート つまり因間、内間、反間
#亡命者の受け入れ
#浸透 死間、生間も含まれるだろうけれど、潜入調査など、きわどい危険な情報活動
#脱走者
#捕虜
#外国情報機関との情報交換、に分類される



積極的なオペレーション、つまり、情報操作、謀略もインテリジェンスに含まれていると考えるらしいけど、まあ、政策決定の材料としてのインテリジェンス位があたりさわりのない部分ではあって、日本がどこまでするかですね

言っときますが、謀略など、日本の周辺国は、日常、当たり前のように仕掛けてきてますよ、大新聞使ったりしてね
国際常識に従わざるを得ない、というのが流れでしょうね


007のおかげで、スパイもある程度かっこいいイメージを与えられているけど、実際は泥臭くダーティーだろうとは思いますよ
ただ、情報戦は武器を使った戦争よりもずっとましな事だけは確かです

国家が、国民の安全と繁栄に責任を持つ、という限りにおいて、インテリジェンスは必要不可欠です


僕は、30年もしてアメリカの重しが甘く見られてきたら、偶発的にせよ意図的にせよ、ハイテク兵器によるゲリラ戦、テロ活動、に日本も巻き込まれていくと考えてますから、インテリジェンスは、極めて重要と思ってます
そのころは、日本もあっさり核武装してるかもな


黒漆塗葵紋蔓葵蒔絵刀掛 江戸時代 長保寺蔵



それで、僕が関心をもってるのが、戦って死ぬ、敵を殺す、謀略を駆使する、など、戦闘にまつわる数々の悪徳が、まあ、精神衛生上よくないんですが、Quantum Sense的にはどんなもんになるのかなってことですね

国旗掲揚、国歌斉唱がどーたらこーたら、靖国がどーたらこーたら、・・・
僕は、武家の菩提寺にいて思うけど、死ぬか生きるかって、そんな、イメージワークというか観念的なもんじゃないですよ

(国旗に敬礼したり、靖国に参拝したりしたくらいのことじゃ、軍国主義者にゃなれないよ、馬鹿じゃねーの
そういう短絡思考のほうが危険だわ)

死ぬか生きるかってことで言うと、自分と、自分の大事な人達が暮らしている場所を守るってのは、誰にとっても当然で、命懸けの問題です
「大事なもの」を守るために、危険を顧みない、ってのが、つまり、死ぬ覚悟でもあるってことだと思いますね

「大事なもの」って素朴な感覚を、「特定の権力者の意図」にすりかえる装置として、国旗とか国歌を利用する奴はいるかもしれないんだけど
そこが、武士は違うんだよ
「大事なもの」をハッキリと自覚してる、それが、武士です

精神的に大人になれってことだろうね
洗脳されてる武将、なんて情けない話は聞いたことないですよ


「大事なもの」をハッキリ自覚して、命を懸ける、それが、普通の国になった日本人の生き方かなー
神様もわかってくれると思うよ

ラベル:

2006-12-27

人類滅亡戦争

世界の9割の国が核兵器を持っていない、って現実のことなんですけどね

これが、つまり、「経済と文化の相互依存を深め、人的交流を緊密にし、地球規模の共同体意識を作る」ってことの必然性につながるんじゃないかって話です


ドンパチやって、文句あるなら核兵器でこい、って世界秩序の決着方法はですね、世界の9割の国にとっては、望まざる方法ではあるわけです
核兵器のない国は、どんなに策略をめぐらしたところで、最後は負けるのが決まっています

それを、軍事的パワーバランス理論で、とりあえずの平和を保とうとしてるのが今の世界の現実です
東西冷戦とか、原理主義とか、国連主導とか、アメリカ一人勝ちとか、色分けして核の傘の勢力地図を作り、危ういながらもバランスを保とうとしています

しかしながら、流れは、誰の目にも多極化世界に向かっているのは明らかです

核拡散をいかに止めるか、ハイテク軍事技術をいかに独占するか、最大限の努力をしないと、軍事バランスが一気に崩れ、大量殺戮戦争が多発する世界になるってことです

それで、どうがんばっても、ハイテク軍事技術は各国で進歩しつづけ、不安にかられている国が核武装を進めますから、理論的には軍事的多極化は時間の問題で、いずれきます
軍事バランスは、必ず崩壊します


最後の有人戦闘機だろうと言われている、F-35 2008年配備予定
ステルス性を備え、垂直離着陸ができる機体もある


イラクをアメリカが一方的に攻撃したのなんかは序の口で、軍事的優位性があれば、なんでも出来ると考えている人が大多数であるのが、世界の現実なんです

それが、まあ、核とハイテク兵器が拡散すれば、危険は、減りますか?増えますか?

その、巨大な危険がもう目前に迫っているのではないですか
だから、あと、30年くらいでしょうかね、根拠はありませんが

アメリカが怖くてなにも出来ない、って世の中が終わる時の世界は、ハイテク兵器のゲリラ戦、核テロが多発する可能性が極めて高いと言わざるを得ません

ハイテク兵器は味方が損傷せず、発見されることなく、敵を必ず殺します
だから、先制攻撃した方が必ず勝ちます

核兵器は、使えば必ず報復されますが、非対称戦(つまりテロ)で攻撃側が姿を現さなければ、報復できません
今は核兵器を持っている国が少ないですから、とぼけることはしにくいですけど、だれでも核兵器をもっていれば、とぼけられる確立は高くなります

ぞっとする話ですが、ハイテク先制攻撃と核テロ、局地的なゲリラ戦が蔓延する世界が、きそうな雰囲気ではありませんか?


それでですね、
「地球規模の共同体意識」は、人類滅亡戦争と天秤にかけられて釣り合う必要があるってことになるんです

でもって、今の9割ある非核国は、まだ、「地球規模の共同体意識」に賭けてみる価値はあります

非核国は、国数は多いんですけど、中国とインドが核武装国ですから、これだけで、24億人位、プラス、アメリカ3億人などで、地球の過半数は核武装国の住人ですから、うまくいかない可能性は、非常に高いです


あと、そうですね、100年後、ロボット兵器の核戦争が多発する世界があるか、「地球規模の共同体意識」が戦争を抑えこんでいるか、どちらでしょうね

流行中のスピリチュアルも、小市民的な願望実現だけをマーケットにするような、幼稚なお考えだけじゃなくて、せめて、「地域社会の共同体意識」、あるいは、「国家の共同体意識」、できれば、「地球規模の共同体意識」にも責任をもっていただきたいところなんですけど


僕は冗談じゃなく
100年後に平和な世界があるとすれば、Quantum Senseって言葉が最も価値ある言葉になってると思ってますよ



それで、今後の日本の戦略は

先ず、アメリカにくっついていく
アメリカが怖くて、なにもできない世の中が、なるべく長く続くよう努力する
軍事バランスが存在する間に、「地球規模の共同体意識」を構築する

こんなところかな

これ以外の方法があれば、教えてね

ラベル:

2006-12-25

タイムリミット

日本が小型核弾頭を試作するまで、少なくとも3ー5年かかることが、政府の内部文章「核兵器の国産可能性について」と題した文書でわかったらしいですねぇ
費用2000億円ー3000億円ってまあ、その程度のもんですかって感じだけど

ただこれ、大型なら簡単って意味でしょうかね

こちら

やってやれなくもない、のかな、って感じだけど
どのみち核武装するなら、アメリカの同意がなければ無理なんだから、核弾頭を50億位で買ったらいいんだよ
イギリスみたいに、潜水艦に装備させたらいい
イギリスはミサイルごとアメリカ製だからね

ただし
核拡散の次ぎにくるのは、全ての破滅ですよ
それを、証明せよなんて言われてもする気はないけど
そうに決まってる

今、世界に100以上ある国で核兵器を運用してるのが10以下なわけ
(アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランス、イスラエル、インド、パキスタン、北朝鮮とイランは実験中)
つまり、核攻撃されたとしても、核で反撃できない国が9割位ある
これは、理論的には、核兵器を持っているどこかの国に安全保障を求めるしかない

12月11日付け日本経済新聞(夕刊)は、「湾岸協力会議が核開発の着手を宣言」との見出しで、サウジアラビア、カタール、バーレン、オマーン、クウェート及びアラブ首長国連邦の6か国が、「湾岸諸国は平和目的での核エネルギー技術を保有する権利を持つ」と明記した声明を採択した旨報じた。同じく、エジプトが最近、核開発の再開を決定したと伝えた。

ま、核の傘を信用しない、できない、となると、自前で開発するというのが流れでしょうなぁ


ロシア海軍が開発したスーパーキャビテーション魚雷。200ノット(約370km/h)以上の速度を持ち、NATOの標準的な魚雷システムよりはるかに強力だと考えられている。アメリカ海軍とドイツ海軍の両者はそのような計画を持っており、後者は2004年にバラクーダ(Barracuda)と命名されたプロトタイプを製作した。中国海軍もロシアからVA-111システムのサンプルを40発購入したと言われているが、これについてはまだ公式には確認されていない。また、イランも2006年4月にフート(Hoot)と呼ばれる類似の兵器の実験に成功したと発表した。



日本は、建前としてはアメリカを信用し依存するということになってるけど、これも、疑い出せばきりがないのはしょうがないことです

アメリカの通常兵器による優位も、この30年位のもんで、あとは野となれ山となれだよ

全世界的に、ハイテク軍事力の増強と核兵器研究は、どんどん進んでいるんだよね
感情的に、どこかの国を馬鹿にしたところで、流れは変わらないんだから、無駄な抵抗ですよ


核がコントロール不能になるまで拡散して
各国の通常兵器がハイテク化して(無人、ステルス、命中精度100%)、対抗不能になって
世界を徹底的にぶっ壊す力が、ありふれたものになって
アメリカの相対的な軍事力の優位が完全崩壊する前に

経済と文化の相互依存を深め、人的交流を緊密にし、地球規模の共同体意識を作ることが、どうしても必要なんじゃないですか


これは、いつか平和になればいいな、てなもんじゃなくて
タイムリミットがあって、それは、アメリカの軍事的優位の崩壊までに急いでする必要があるってことになるんですよ

つまり、僕に言わせれば、愛と平和は気分でするもんじゃなくて、制限時間内に実現する必要があるってことです

ハッキリ言うけど、このブログを読んでいるあなたの世代が、それを実現する世代なんですよ

このままでは、大量破壊兵器とハイテク兵器が拡散して、コントロール不能になるのは時間の問題です
地球を破滅させること位、誰にでもできるようになってきます



どしたらいいかって・・・・

とりあえず
韓流かな(^^;)

ラベル:

2006-12-21

厳罰

僕は4年間、警察署評議会の委員をしていたことがあるんですけど、会議が年に4回ほどあったと思います

会議のたびに、かなりの量の資料をわたされて、警察の仕事の範囲の広さに驚きました
空き巣、非行、夫婦喧嘩の仲裁、祭りの警備、津波の警戒、傷害、詐欺、放置自転車、道路標識、交通整理、交通事故、捨て猫の世話も
土日もやっているし、24時間営業ですから、ありとあらゆることが持ち込まれるようです

また、僕がやっている間にも、警官によるいろんな不祥事が相次ぎました

警察官は皆さん非常に真面目に真剣に職務に精励しているのに、ごく一部の者が信じられないような、理解に苦しむことをする、といった印象でした
僕は、警察を責めるというよりは力になりたいという気持ちでした

署員皆が、家族の写真を身につけて持ち歩いているということで、見せてもらったりもしました
家族があるんだから馬鹿なマネはするな、というような自戒の意味だったのかな



PDFはこちら

交通事故についても、道路標識の整備や速度制限、一斉検問など地道な努力をしていましたが、なかなか減らすことができませんでした
打つ手無し、車がこれだけ多いんだからしかたないか、という諦めムードでした

それが、飲酒運転で家族全員が死亡する事故があり、飲酒に対する厳罰化が検討されることになりました

委員の間でも議題になり、あまり厳しく取り締まるな、などという意見も多かったんです
厳罰と事故数の因果関係など、立証することもできませんし、水商売が影響を受けることが分かり切っていましたから

それが、平成14年6月、飲酒運転の厳罰化をしてみると、目に見えて交通事故の死者数が激減しました
厳罰イコール安全運転だったのです
これは、もう議論の余地はありません

こちら


未成年者の凶悪犯罪が起きるたびに、罰が軽いとか教育的指導が大事とか議論が起きますが、教訓的には、厳罰にすべき、ということになるんじゃないですか

刑法全体、量刑が軽すぎる感じもします
人を殺しても、3年も刑務所にいればなんとかなったりしますから

未成年者の場合、特段の配慮は必要でしょうが、厳罰による犯罪予防と教育指導による矯正とを組み合わせる必要があるんじゃないでしょうかね

息子に「14歳以下なら人を殺しても罪にならないのか」と聴かれてドキッとしたことがありますよ
こいつ、誰か殺したい奴がいるのかと思いましたね


死刑制度も検討課題ではありますが、犯罪予防としては効果がある、ということにはなりそうですね


僕など、いちおう坊主ですから、人間の内面を高めて、まっとうな人生を送れるように手助けすることが求められるわけですが、まあ、とりあえず、厳罰ですな(^^;)

宗教は無力だなあ、と思ったりはしますね

むしろ、カルトなどによる凶悪犯罪の動機になっても、飲酒運転を減らす力はさほど無いでしょうなぁ・・・・

ラベル:

2006-12-20

日本は平和か

航空自衛隊が領空に接近した航空機に対して緊急発進する「スクランブル」は、昭和33年から始まって、今年2万回に達しました

こちら

最近は、ジェット機の速度が非常に速いため、領空侵犯すれすれでスクランブル発進していたのでは間に合いませんから、かなり遠くにいてもスクランブルが行われているようです

領空接近から実際に侵犯に及んだのは、2万回のうち33回だそうです

日本領空に近づくのは、こちらのレーダーや戦闘機などの防空能力を検証するのが主な目的らしいですが、好戦的で無分別なパイロットが乗っていないという保証はどこにもありません

全面戦争の危険は核兵器による報復の可能性が高くなるため、かなり低くなってきていますが、ハイテク兵器による局地戦は、偶発的にいつどこで起こっても不思議ではない状況です

海上には線など引いていませんから、すれすれか行き過ぎかの行為などいくらでもあります
中国原子力潜水艦による領海侵犯、ロシアによる警告無しでの漁船員に対する銃撃、などすでに起こっています

ロシアと中国の潜水艦は近年高性能になり静粛性を高め、探知しにくくなってきています

特に中国は東シナ海ガス田周辺の海底調査(音波探知に必要な海水温、精密な海底地図など)を進め、潜水艦の運航の秘匿性を高めています

海底資源の豊富な南沙諸島は、台湾、フィリピン、ベトナムが基地を作っている島もありますが、中国も戦艦を派遣して上陸してそこに割り込んでいます
地図で確認すればわかることですが、どう見ても中国からは離れすぎていますが、軍事的には文句の言えない状況を力づくで作っているのです

こちら





6カ国協議も始まり、北朝鮮の発言などに注意が向きがちですが、周辺国は、国益を自分の都合で粛々と追求しているのが現実です
国益の追求には、武力行使を辞さないのが国際的な常識です

ということで
日本の安全と、みかけの平和を維持するためには、アメリカに依存した核抑守力、防衛省による通常兵器による自衛力は当然として、価値ある国でありつづける為の高度な内政と教育施策も必要ということではないですか

安全と繁栄があって初めて、幸福の追求もできるんじゃないでしょうか

軍事力すなわち悪という発想のお方は、少なくとも、国際人じゃないよ
ついでに言えば、幸福も実現できないよ



僕の寺は徳川家という武家の菩提寺ですから、武士として戦って死ぬことを、当たり前のこととしてきました
意味のある死に方、というか、武士としての大義を追求してきました

ま、そんな事も、日本が普通の国家としてやっていくためには、考えておかなければならないことだと思いますよ

ラベル:

2006-12-18

アクセス急増

時事問題をお題にとりあげるようになってから、アクセス数が急増してます

いつも600から750なのが、このところ、多い日で1400少なくても800位

いや、有難いですけど、なんじゃ、そりゃ(^^;)

教育基本法やいじめ問題、6カ国協議や拉致問題、靖国、北方領土、竹島、東シナ海のガス田問題、知事選などetc、まあ、大変なんですけどね

僕みたいなショボイ人間がどうこう言って、どうなるもんでもないですが(^^;)
感心おありのようなので、関連することなど、なるべく真面目に書くことにします

僕には特に人と違った情報などありませんから、平凡な結論にたどり着いていると思ってます

しかし
国際情勢に関して、幼稚なお考えの人が多いのには、唖然とすることが多いですね
これは、スピリチュアルなことでは、もっと多いんで絶望的になりますが・・・
スピリチュアルに関しては、最近は、自分の感覚を頼りに、自分で考える人も出始めたんで、やや、改善の希望はあります

これは
僕に言わせれば、国際情勢もスピリチュアルも、相手のあることなんで、独りよがりは通用しないってことなんですけどね

寄らば大樹の陰的な発想で、みんながそう言うからそうなんだ、みたいな考え方は、破綻すると思うよ
コスモロジーを、誰か権威のある組織なり人物なりに与えられて、その中の価値観に自分の存在を当てはめるってのを「幼稚」と僕は言うのです

自分の判断の責任を自分でとらなきゃならないのが人生です
自分のケツは自分で拭くのです
誰かに言われて何かしても、誰もケツを拭いてはくれないのです


アメリカが2010年ごろ配備する無人ステルス攻撃機 X-45


日本は、核による恫喝に対して非核戦略で対応していますが、それは、核攻撃への報復をアメリカに依存することで成立しています
ですから、日米安全保障条約によるアメリカの増援の信頼性を100%にまで高めて維持していかなければなりません

そのためには、日本は、アメリカになくてはならぬ国、滅亡してしまっては困る国でありつづける必要があります

日本が自前で核武装する可能性を考えたい人は考えたらいいけど、僕は、どう考えても割に合わないと思うので、めんどくさいのでパス
核拡散が止まらないのが明白になったら、考えてもいいけどね

(もちろん、アメリカ以外の核保有国と同盟関係になる選択枝も、理論的にはあります
そうなると、中国かロシアということになりますが、あなたならどこを選びますか)

アメリカは中国とロシアを、今のところ、軍事的に圧倒しています
アメリカはこの優位を今後とも維持しなければなりません

ま、可能でしょう

通常兵器による正面切っての正規軍による戦争は、極めて起こしにくくなってきています
アメリカは世界中に基地を持っていますが、同時に圧倒的に高度な軍事技術を持っているので、日本などにイージス艦、台湾に潜水艦を配備させるなどして、自国が直接戦闘をする負担を軽減しています

当分はアメリカが軍事的な優位を維持することは可能ですが、核と生物化学兵器によるテロなどがその構図を破壊する要因になります
アメリカと、もし戦争をするとしたら、テロかゲリラしかないでしょう
まともに正面から戦争をして勝てる国はもうありません

できれば、世界の紛争が、徐々に小規模化していき、問題解決を外交交渉で決着できるようになるのが理想ですけど
それには、アメリカの軍事的優越性が必要だ、ということになりそうなんですけどね

なんか、戦国時代を終わらせた徳川家みたいな感じですね

ラベル:

2006-12-16

Ministry of Difense

防衛省昇格法成立、同じ日に改正教育基本法も成立か・・・・

ふーーん・・・


伝統と文化を尊重し、我がと郷土を愛する態度を養う(改正教育基本法)

とは
日本の伝統と文化を学ぶ姿勢や態度は評価対象にする(安部総理の答弁)

それは
教育は不当な支配に服することなく、この法律および他の法律の定めにより行われる(改正教育基本法)


で下線部分をつなぐと

国を愛する態度を養い、その態度を評価対象にし、それを、法律の定めにより行う

となります

そいでもって
防衛省は、国際平和協力活動、在外邦人輸送、周辺事態で後方地域支援などの活動を本来任務とすることになった、ということなんです

防衛省は英語だと、 Ministry of Difense で、これは国防省という意味で、全世界的に使われている言葉です

イギリスもイスラエルも、Ministry of Difenseです
アメリカは国防総省でDepartment of Defense

ま、国際的には軍隊としか見られない
日本の憲法9条なんて、世界じゃ誰も知らないよ、ってことでしょうな


端的に言って

学校で国旗掲揚するとき起立しない奴は、教育基本法によって、減点されますよってことであり
ごちゃごちゃぬかす教師はやめてもらう、ってことにもなるんでしょうね

怖いっちゃ怖いけど
国際環境が、それだけヤバくなっているってことですよ

僕は防衛協会の理事だけど、軍国主義者じゃないよ

自衛隊じゃ禁止されてるこんなページも愛読してます
J-RCOM


次期自衛隊小銃に噂されているF2000

いろいろ取り越し苦労で、心配する人もあるようですけど、軍国主義が敗北して、平和国家としての実績が半世紀以上あるんですから、それほど心配することもないとは思うけど

国防戦略は、実際はこれから考えるんですよ

読売 12月16日 朝刊
防衛庁は07年度に、中長期的な視点で安保政策を検討する「戦略企画室」を防衛政策局防衛政策課内に新設する。防衛研究所と連携して、「抑止」のあり方や国際平和活動、防衛交流をテーマにする。防衛庁では10月下旬、守屋防衛次官の指示で「戦略検討チーム」がひそかに発足した。内局と統幕監部、陸、海、空の課長級が中心メンバーで、05年2月、日米政府が合意した「共通戦略目標」をたたき台とし、対北朝鮮、中国政策などの戦略を練る。来年3月に結論をまとめ、新設される戦略企画室の作業に引き継ぐ予定。


ま、ヒステリックにならないように
現実的に考えましょうね

「戦争はんたーい」ってデモ行進したって、ミサイル打ち込まれたら終わりですよ
日本の石油タンカーの通り道なんか、ステルス潜水艦がうじゃうじゃいるんだからね

世界はちっとも安全じゃないよ
勘違いしないように

ラベル:

2006-11-28

教育問題

先日、西条石鎚ライオンズクラブと下津ライオンズクラブの皆さんに、長保寺の藩主墓所の清掃をしていたたきました

くわしくは、こちら

西条石鎚ライオンズクラブは、色々な奉仕活動をしているのですが、「夜回り先生」こと水谷修先生と「ヤンキー先生」こと 義家弘介先生の講演会も開催しています

くわしくは、こちら

普通のおっさん達の、かっこいい奉仕活動です


ちなみに僕も下津ライオンズクラブの会員です
クラブのホームページを作るように再三言われてますが、作っていません(^^;)
クラブの会員でホームページを見る人が一人もいないからです(^^;)

ラベル:

2006-11-25

いじめを乗り越えるヒプノ

前世療法のヒプノをなさっている奥山先生が、いじめを乗り越えるヒプノを公開されています

ご関心のあるかたはどうぞ


「あなたが受けているいじめを乗り越えて、あなたが絶対に幸せになれるおやすみヒプノ」を創りました。
「愛のスピリチュアリストたち」運動の一環です。
この音声ファイル等につきましては、無償でコピー・リンク等々していただけます。
下記のアドレスからどうぞ。
こちら


Podcastもできました。iTuneをお使いの方はこちらからどうぞ。
こちら

スピリチュアルな風に吹かれて




ヒプノセラピーは効果があることはすでに立証されていると言ってよいと思います
奥山先生は、世界最先端の療法ができる数少ない方です


問題が無いわけではありません
健康保険が効かないんです

セラピー自体は2時間程度は必要とされていますが、これを、医療機関としての水準の体制を整えた医院でするとなると、料金が普通の診療より高額になります

精神科の免許を持った先生がセラピーをするのが理想ですが、まだ、日本の医療では自己負担の大きな特殊な高額医療にならざるをえません


幸いに、歴史が浅いせいか、得体の知れない拝み屋的な、ヒプノセラピーをする人は、まだ顕在化していません
免許制度じゃないですから、野放しにすれば、ワヤクソになるのは時間の問題だと思いますが(^^;)

施術者を支配したり、依存させるような暗示を与える人は要注意ですよ
支配し依存させるのは、拝み屋の基本テクニックです

ラベル:

2006-11-19

いじめ

いじめ、昔からあるなー

中野・富士見中の事件のときはまだ東京にいるころだった
近所だったんで、印象が残っています

事件については、こちら

親御さんの「二度とこんな事件を起こさないようにして欲しい」というコメントは、このころからだったと思う

僕の母親は小学校の教師だったけど、幸いなことに、母親の教師時代は、いじめは今のように陰惨じゃなかった
ドラエモンのジャイアンみたいな、憎めない人間関係の範囲にあった

どうも30年くらい前からみたいだね
いじめが死に直結するようになったのは

こちら

僕的には、文部省も、各地の教育委員会も、学校も、現場の教師も、いじめ問題について、まったく無為無策でずーっと知らんぷりをしてきていると思ってますよ

中野・富士見中の事件は、いじめが死の原因であると裁判で決着したが、8年かかったんですよ、判決が出るまで

裁判では「証人として校長、教頭、担任、養護教員も出廷し、いじめの存在とその緊迫感を否定した。」
みんなで、すっとぼけやがった
死人に口なし、だわな
僕は、うちの子には、死んだら悪者にされて、みんなすっとぼけるから、バカバカしいので死ぬのは損だ、と教えてますけど、なにか

ご両親は納得しないで、いじめと認定されるまで、8年ですよ、法廷で争った
それが20年前ですよ

今も、なにも、変わってません(怒、怒、怒)

こう言うと、「いやそんなことはない」と、偉そうにご説明なさる人がいますが、じゃ、いじめられて死ぬ子がいるのは、なぜ?

校長や現場の教師が問題を矮小化し、隠蔽するのは、これからも続きます
自信を持って断言するよ
教育委員会ぐるみの不法行為なども、いくらでも続くぞ
これも、断言しとく
つまり、反省してないからね


あーあ
スピリチュアルもいいけどさ

御利益探しより、愛を表現してね
不思議話に陶酔するのも、そこそこ切り上げて、弱い人の立場で考えるようにしようね

自分の手の届く範囲くらいは、愛のある世界にしようよ


よけいな話ですが

横文字系のアセンションだとか、なんとかの予言とか、パワースポットがどうたらとか、霊界がどうだとか、馬鹿じゃねーのって思うよ
不思議話にはまる人は、自分が愛されることにしか感心のない人が多いんだよ

カルマとか、前世のなんとかとか、この世の学びとか、一件落着してからやってくれ

坊主をけなすのは勝手だけど、宗教を一口で否定するのはどうかと思うぞ
人が人を愛し続けることが、どんなに困難で、崇高なことかよくわかってからにしろよな

雲竜図 江戸時代 徳川治宝


そう言えば

核武装ですけど

反撃されないとわかれば、攻撃される、って理論らしいね
広島、長崎に原爆を落とされたのは、日本が核で反撃できないから
イランが、イラクに毒ガス攻撃されたのは、イランが毒ガスを持っていなかったから、というのが軍事常識ですよ

だから、相互確証破壊戦略で、核攻撃には核攻撃で反撃する、だから攻撃するなと
恐るべきことに、この理論で平和を維持するのは、今のところ大変にうまくいっている

アメリカとロシアは10000発、中国は400発、核弾頭を持っているから、北朝鮮の核武装は怖くないんだよ

日本の戦略は、核の傘をアメリカに貸してもらって、核攻撃されたらアメリカに核で反撃してもらうって戦略だとさ
実は日本が経済で高度成長できたのは、核武装やら軍事のコストをアメリカになすりつけてきたからなんだと思うよ

ま、反撃できないやつを、とことんいじめ抜く、これ世界の常識ってことでしょうな
暴力をくい止めるのは、反撃能力ってのが世界の常識なんだよ
悪いけど、愛、じゃないよ
勘違いするなよ



いじめられて反撃できない弱い子を、教師が知らんぷり、いじめの存在をシラン、それで済ませられる世の中ですからね
そして、いくらいじめても、おとがめ無しの悪ガキどもを、子供だからとかばってくれる、愛と平和の大人達はいくらもいる
「日本じゃ年間3万人自殺してるんだ、いまさらがたがた騒ぐな」ってことかい

死んじゃうよ、弱い子は(最近は弱くなくてもターゲットになるらしいが)
とりあえずは、悪ガキに反撃できる力を持った誰かが守らなければなりません
教師にその能力がないなら警察だろうね
いや、僕に拳銃と手錠貸してくれるならやるかもしれんけど

なぜ、守るのかって

愛だよ、愛
愛がすべてさ


教育的指導にこだわる人達の努力には敬意を表しますよ
だけどね、ここまで勢いのついた死の連鎖を止められるのかい
そんな、高度なというか、当たり前の能力のある教師がいないから、いじめで人が死ぬんだよ
わかってんのか

ラベル:

2006-11-16

木村知事

逮捕された木村良樹和歌山県知事について

「和歌山の建築業界の暗部が表沙汰になった」という人もいるようですが、違いますよ
黒幕の井山さんも木村さんも大阪人ですからね

逮捕も大阪府警です

和歌山の業者は、木村さんの作った世界で仕事するしかないんですよ
2回目の選挙のときは地元の不満が鬱積して、木村さんはすんなり自民党の推薦がもらえなかった位です

自殺した元出納長の中西さんとは、彼が和歌山県の東京事務所長の時からの知り合いです
この人は地元ゼネコンに天下って、談合の元締めだとだれもが知っていました
たいへん温厚な紳士で、まったく俗物じゃないです
男にも女にも、もてた
自分がどれくらい悪いことをしているか、よくわかってやっていたんでしょうね
衝動的な自殺だったと思うよ
生きていて欲しかった
彼が自殺したんで、ほっとした人も多いでしょう

木村さん、一度うちにきて、僕が境内を案内したというんだけど、これ、全然記憶に無いんですよね
なんか、秘書課の人が言っているらしいから、そうなんでしょう
僕、よく案内したの忘れるから

長保寺大門(国宝) 仁王像 阿形(県指定 弘安9(1286)年)

そうそう、2回目の選挙の時、木村さん、うちの駐車場で演説したんですよ
自民党で動員かけて、僕も駐車場まで出て聞きにいった
そしたら、木村さん、寺の大門の前にある駐車場で
「この寺は、拝観料をとるから参拝しません」
と言いました

べつに来たくなければ来なくていいけど、わざわざマイクとって言うことはない(怒!!)
このへんの感覚が、「よそから落下傘降下した知事」と言われるところでしょうな

もちろん、彼には投票しませんでした

今回のことで、和歌山県を何回も新聞の一面トップにしていただいたのは、大変な功績で、ありがたいですが(ラムズフェルド辞任や教育基本法改正より扱いが大きいのにはびっくりしたよ)
うちに逆らったら怖いことになるという、いい見本でしょうな
(半分冗談で、半分本気)

よけいなことを、もう一つ
木村良樹という名前
姓名判断でいうと、あんまりよくないのよね

僕は、名前で人を判断するのに乗り気じゃないんで、あまり見ないんだけど
今回見てみると
○○と縁が薄い、××が浮沈極まりない、など、典型的ですな
○○と縁が薄いのは、この画数があると、ほとんどそうだと言ってよいです
××が浮沈極まりないのは、議員さんによくあるタイプ

○○と××は、木村さんを見ればわかるかもよ

運命を変えるチャンスも与えられたとは思うけど、転けたんですね

ラベル: