奏楽堂

 

紀州徳川家16代当主の徳川頼貞さんは、子供の頃に見た軍楽隊のパレードにあこがれ、それ以来、西洋音楽のよき理解者であり、日本に紹介をしたパイオニアでもあります
たしか、ベートーベンの楽譜もどこかで手に入れています

日本最初のパイプオルガンは頼貞さんによって輸入されました

教会音楽が大好きで、バチカンの奥深くにある、ローマ法王の「秘密の花園」に入ることができた人でもあります

パイプオルガンのある奏楽堂は、上野公園の一角にひっそりと、意外に小さく、佇んでいます
今でも、このパイプオルガンの演奏会があります

戦前は紀州徳川家も侯爵家として、江戸時代には比べることはできないまでも、かなりの資産があり、様々な文化活動をしていました

こちらにリンク集があります

南葵楽堂の想いで 徳川頼貞

本物の殿様の生活の一端がうかがえます
今の奏楽堂ができた、いきさつの記録です

頼貞隨想

一冊の本なのですが、たぶん入手できないでしょう
幕末から明治の、西洋列強による、戦争による国益追求が当たり前の時代、いかに苦心して日本を守ったかがわかる、貴重な資料です
その本の中で、長保寺にかかわる部分を抜き出しています

徳川家は南葵育英会という日本最初の奨学金制度の組織もつくっています
これは、返す必要のない奨学金です
その事務所は現在、銀座の真ん中の、日本最初の電気街灯が点いた場所にある、ある会社のオフィスにあります

その会社は、リッツやポッキーを作る機械を製造している会社です


歴史は今も息づいているのです