最近またテレビで芸能人が洗脳された話をしてる
聞いたことのあるような手口で、コロッと信じ込んでしまうのです
信じる人には、整然とした、信じるべき理由と必然性があるのです
ここのところを忘れちゃいけません
だから、まともな説得は、余計なお世話にしか聞こえません
ここに、7年前にBlogで書いた、拝み屋の手口の一端をご紹介しときます
洗脳というほど上等なものじゃありません
大画面のテレビを大音量で見るほうが、よっぽど手の込んだ洗脳になってますよ
お気をつけてください・・・
「あー、あなた、なんか悩み事があるでしょ」
これを、会う人すべてに言う
タクシー乗ったら運転手に、町内会にいったら隣の人に、新年会では向かいの人に、てあたりしだいに声をかける
[よけいなお世話ですよ]
100人に声をかけて、話に乗ってくるのが50人です
[そうなんですよ。なんでわかったの]
「家相がよくない」「墓相がよくない」
「あなたの宗派じゃだめだ。先祖が浮かばれていない」
「天の声がきこえるんです」
「人相にでているんです」
「オーラが見えます」
[ええっ!そうなんですか! 実はこれこれで]
「そうでしょう。もう手遅れかもしれないけど、まだ、方法があります」
[それはどんな方法ですか]
「この仏さんを拝みなさい」
ここで、残った10人のうち2人が残ります
ここでは、まだ金をとりません
このへんで、専門用語で言うポータルを作ります
つまり、信頼関係
拝み屋さんを、信じ込ませます
ちょっとしたことを言い当てたりします
前もって身辺調査をしとく、なんて単純な手口もあります
[拝んだけれど、なにも変わりません]
(当然です、なにもしてないんですから)
「あなたは信心が足りない。最後の手段だが、このありがたい御仏の掛け軸を買いなさい(100万円)」
これで、2人のうち、おかしな話に気がついた1人が抜けて、1人になります。100人てあたりしだいに声をかけて1人がカモになってくれるわけです
パターン1
[おっしゃるとおり掛け軸を買って拝みましたが、やっぱりダメです]
(当然です)
「私は最初から手遅れかもしれないと申し上げていた。これだけ拝んでだめなら、あの有名な高野山にいって100度参りをしなさい。それでだめなら、私の手にはおえぬ」
[ごていねいに、教えてくださって、ありがとうございます]
「おだいじに、さようなら」
パターン2
[掛け軸のおかげで好い方に向かってきた気がします]
(単なる偶然)
「そうでしょう。わたしの霊力がわかったでしょう」
「こんどお堂を建てるので、子孫の為に、功徳を積むつもりでもう100万円寄付しなさい」
「どんどこ、功徳を積みなさい」
「お金がないなら、親の名義の土地を売ればいいじゃないですか。悪因縁をため込んではいけません」
「信者になる人をつれてきなさい。すばらしい徳を積んで先祖が喜びます」
「信者のなかの序列があがれば、もっと特別に拝んであげます」
残った1人は、貧病争といった、いろいろな不幸をかかえた、気の小さい、人の善い人です
こういった人には、断定的で高圧的な言い方をすればするほど、効果があります
ほとんどの霊感商法はこういったかたちです
徹底的に脅かすのが特徴です
僕は霊感というものが無いとは言いません
拝みはじめたら目がまわる、ぞっとする、ぐったり疲れる、など危険を知らせる兆候も、ありがたい霊現象にしてしまいます
だれも知らないはずのことを言い当てる、なんてのは、低級霊でもやります
家族や知人が心配して猛反対するのも、悪霊の妨害だと言いくるめます
病気がますます悪化したり、性格が怒りっぽくなったり、疑り深くなったりするのも、好転現象てことにします
手の込んだことは必要ありません
ただ、
「あー、あなた、なんか悩み事があるでしょ」
と、声をかけてまわるだけです
信者に保険金かけて殺す、とか、1000万円の壺を買わせる、なんてことをしなくても、簡単に金にすることができます
いちどカモにしたら、生かさず殺さず、いつまでも絞りとれます
おかしな事に気がついて、離脱しようとしたら、低級霊がさわいで妨害します
高熱が出る、事故にあう、悪夢を見る、など
助けようとした人を、悪霊使いに仕立て上げます
僕が「低級霊」とか言うと、バカにする方も多いと思いますが、説明のつかない不思議なことに翻弄されるから、普通の人が脱線するのであって、この宇宙には50億年からの歴史があるんですから、わけのわからんこともまだある、位には思っておいてください
フランチャイズチェーンでやってるとこもあるなー
すでにひっかかっている方
いい人生勉強をしたと思ってください
警察に相談すれば、半分くらいは金が返るかもしれません
僕に相談しても金は返らないですよ
自分を救うのは、最後は自分だと、覚悟を決めるしかないですよ、誰かをたよるのもいいけど、ほどほどにね