日門様定院室御書物    一通

紙本墨書 縦47.3 横65.7
寛文12年(1672)6月13日

「日門様」とは日光満願寺門主を意味する。また「定院室」とは、由緒ある寺院に与えられた一種の称号である。この史料は、徳川光貞が亡父頼宣の追孝のために、頼宣の墓所である陽照院(長保寺)を定院室にすることを日光門主守澄法親王(1634〜80)から認められ、長保寺に通知されたことを示す。



和歌山県立博物館「長保寺の仏画と経典」より