FAQ

Q 長保寺の本尊はなんですか?

Q 吉宗の墓はどこにあるのですか?

Q これだけ広いと管理がたいへんでしょう?

Q 国宝は国が全部お金を出して修理してくれるのですか?

Q 修理が必要な所があちこちあるようですが?

Q 長保寺には檀家は無いのですか?

Q 宝物は見れないのですか?

Q 字の刻んでいないお墓がありますけれど、何故ですか?

Q お墓の中に財宝が埋まっていませんか?

Q どうしてこの様な山の中にお寺を造ったのですか?

Q 客殿を借りたいのですが?

Q 紀州徳川家の御子孫はいらっしゃるのですか?

Q 徳川家が長保寺を造ったのですか?

Q 建物の中は見れないのですか?

Q たくさん宝物があるのですか?

Q 吉宗は長保寺に来ているのですか?

Q 長保寺の宗派はなんですか?

Q お寺のホームページはたくさんあるのですか?

Q なぜホームページを公開しているのですか?

Q 長保寺の本尊はなんですか?
釈迦如来です。鎌倉時代の作で、吉宗が藩主の時に一度修理をしています。

Q 吉宗の墓はどこにあるのですか?
東京の上野の寛永寺にあります。長保寺には歴代の藩主の墓はありますが、吉宗は将軍になったため江戸に墓を作りました。御位牌は長保寺の御霊屋に御奉りしております。

Q これだけ広いと管理がたいへんでしょう?
ありがとうございます。通常の維持管理は全て所有者の責任でしなければなりません。拝観料を頂戴しなかったら他に維持管理の財源はありません。広すぎて、十分な管理が出来ないのが現状です。

Q 国宝は国が全部お金を出して修理してくれるのですか?
いいえ。基本的には所有者の責任です。大きな修理の場合は補助金が出ますが全額ではありません。また、工事そのものが非常に高価なものになりますから自己負担金は大変な金額になります。補助率については文化庁が計算式を決めていますが年々減る傾向にあります。修理の必要に迫られていても、補助金の予算が付かず何年も待たなけれならない事もしばしばあります。文化財保護は全国的にまだまだ不十分です。

Q 修理が必要な所があちこちあるようですが?
長保寺は敷地全体が国指定史跡になっているため文化庁の指導と助言を受け、許可を受けなければ修理をすることはできません。建造物も文化財指定のあるものは、許可が必要です。許可を得るには大変な手続きが必要です。自分で修理の方法を決める事はできません。修理計画を立てる事も出来ません。現在保存管理計画を文化庁の指導で策定中ですが、実施にあたっては多額の自己負担が必要です。仏像、仏画、経典類にも修理の必要なものが多数在りますが、これらの修理は全額自費でしなければなりません。

Q 長保寺には檀家は無いのですか?
江戸時代は紀州徳川家だけが檀家ということになり、他に一般の檀家はありませんでした。現在では徳川家からの収入はありません。最近になって6軒ほど檀家ができましたが、普通の寺院と違い、檀家からの収入では経営出来ません。

Q 宝物は見れないのですか?
博物館などで展示されることがありますが、一般公開はしておりません。
そのため、文化財を、このホームページで御紹介しております。

Q 字の刻んでいないお墓がありますけれど、何故ですか?
山の中には歴代藩主の廟所が12箇所あります。そのうち初代から6代まで墓碑銘がありません。古来より高貴な者の墓には名を刻まない習慣があった為と、戦乱の世になった時、敵に簡単に墓を暴かれない様に用心の為です。江戸時代はどこが誰の墓かは住職だけの秘密事項でした。明治まで近在の者も8月15日だけしか参拝が許されませんでした。

Q お墓の中に財宝が埋まっていませんか?
埋まっていません。初代藩主は葬儀を質素にするように言い残しています。東京で将軍の墓が発掘調査されたことがありますが、財宝などありませんでした。

Q どうしてこの様な山の中にお寺を造ったのですか?
長保寺が創建された平安時代には向かい山の鉄塔が見えるあたりに熊野街道があり、山の上の道筋に茶店もあり大変賑わっていました。近くの港は万葉集にも謡われた古くからの天然の良港です。創建当時は、海の道と山の道が交差する交通の要衝だったのです。

Q 客殿を借りたいのですが?
申し訳ございません。文化財ですので貸席はしておりません。

Q 紀州徳川家の御子孫はいらっしゃるのですか?
東京にいらっしゃいます。東京では寛永寺が菩提寺になりますので、長保寺には納骨にだけいらっしゃいます。現在の御当主は女の方で天皇陛下の又従姉妹にあたられます。

Q 徳川家が長保寺を造ったのですか?
いいえ。長保寺は今から約1000年前、平安時代に創建されました。紀州徳川家の初代藩主があちこち実地検分をして、もともとあった長保寺を菩提寺にする事をお決めになりました。長保寺は和歌山城から適度な距離にあり、三方山に囲まれた天然の要害であるので、戦乱で城を落ち延びなければならない時は、先祖を守って長保寺に立て篭もる手はずであったと言われています。
  
Q 建物の中は見れないのですか?
特別の公開日か、長保寺主催の法要に御参列ください。

Q たくさん宝物があるのですか?
全部で1万点以上あり、現在調査中です。そのほとんどは現在長保寺にはありません。絵画、経典類は和歌山県立博物館に預かってもらっています。古文書は県立文書館に預かってもらっています。

Q 吉宗は長保寺に来ているのですか?
何回も来ています。父の二代藩主光貞、兄の三代藩主綱教、四代藩主頼職、それぞれの葬儀を執り行っています。

Q 長保寺の宗派はなんですか?
天台宗です。総本山は比叡山延暦寺です。

Q お寺のホームページはたくさんあるのですか?
お寺のホームページはたくさんあります。別段特別で珍しいということではありません。天台宗の寺院でもたくさんあります。サーチエンジンなどで色々探してみてください。

Q なぜホームページを公開しているのですか?
文化財の紹介の為です。詳しくはこちらをどうぞ。



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