ロシア人の力士の話の続きですが
なんだかんだ言っても、日本まで来て、ちょんまげ結って頑張っているんだから情けもかけたくなります
大麻についても、あちらでは若気の至りのちょっとした非行であって、日本ではいきなり解雇とか喰らわせられるのでビビッて無実をまくしたてるのもわかります
ちょっと不良かもしれないけれど、日本が好きで、相撲が好きで、力士をしていたのでしょう
反省して、やり直し、という道筋もあってもいいんではないかと思います
ところで、相撲は冬でも裸でやるものと決まっていますが、もともとは仁王さんの姿らしいですね
よく見ると、髷を結っています
僕の高野山時代の友人に、相撲で国体やインターハイの常連だった者がいます
一緒に、加行監督をしましたが、彼は後に奥之院の行法師をしばらくし、醍醐で修験の行をしました
とにかく馬力が違っていて、一緒に仕事をしていてこちらがくたびれ果てるころ、体が温まって調子が出てくるのです
その彼に、「なぜ仁王さんは裸なのか考えたことがあるか」と聞かれたことがあります
仁王さんは、裸で門番をしているのです
なにも隠さず、正々堂々と、門を守るのです
嘘偽りが無いのです
それでなければ、門前に立てないのです
飾りを捨てて、心と心を通わせるのです
ロシアの子も、裁判で決着つけたとしても、仁王さんの心がわからなければ、大相撲の力士にはなれんなぁ