紅葉

ようやく紅葉が色づいてきました

ここのところ、色がつき始めるのは12月のかかり位になってきています

桜はそれほど時期がずれることはないのですが、紅葉は温度に敏感に左右されますから、これからも徐々に遅れるのではないかと思います

 
金融危機の先の時代、世界は加速度的に変化せざるを得ないでしょう

金余りと多極化が進むでしょう
それがもたらすものを、ダイナミックな変化と見るか、政情不安と見るか

その時
知性、創造性、普遍性、といったキーワードを汲み取ることのできない宗教や哲学は捨て去られると思いますよ

身体感覚や過去の教条にしがみついていれば、シーラカンスやナメクジウオのようにそれなりに生き延びることはできるのでしょうが、亡霊のようになんの感動もない存在になります

宗教や哲学無しのほうがうまくいく、と考えている人もいると思いますが、さらなる高度な文化、芸術、生活の質、といった価値観は、それがそのまま、宗教的であり哲学的でもあります
物質的な満足感を超えた、さらなる価値を求めざるを得ないのです

おすがり系の拝み屋や全体主義カルトなど、まだまだ賞味期限はあるのでしょうが、大衆は益々贅沢で我儘になるでしょうから、淘汰が進むでしょうね

なぜだかわかりませんが、生命は、より高度な存在になろうとする性質を持っています

それは、生きることへの執着だけでは説明つかないのですよ

命を捨てて、なにかを守ろうとすることもあるのですから
たとえば、よき未来と、さらなる価値、わかりやすく言えば、自分の子供たちのためなら、命を捨てても惜しくないと感じてる人も多いのです


色づく紅葉に執着するだけでなく、梢の小さな芽も大事にしてくださいね