スイセン
前回GDP比較をしたんですが、こんな国もあるんですね
イギリスのGDP
$2.773 trillion (2007 est.)
歳入$1.154 trillion
歳出$1.239 trillion (2007 est.)
GDP比、約半分の予算規模ですが、経済が低迷し、特に幸福度が高くもない国ですね
金さえかければいい国になる、ということでもないらしいです
スカンジナビアの旺盛な独立心と冒険心を「バイキング精神」というらしいですが、キリスト教の博愛や高率の税金だけでない要素はそれくらいしか見当たらないなぁ
まあ、国民性がスカンジナビアモデル成功の大きな要素で、いずれにしても、研究の価値はある、と
こんなこと、福祉の関係者には常識でしょうが、ま、僕の興味は、金融危機以後の世界の進むべき道筋なんですね
で、新発明の理論でもいいんですが、どこかに参考事例があればと考えているんです
背に腹は替えられないわけで、次の一手をどうするかは、待った無しです
たとえば、財政出動するなら、従来の利権誘導の箱物造りなのか、それとも、社会保障の充実なのか
弱者切り捨て格差拡大の自己責任社会なのか、自立した個人が社会を支える責任を分かち合う社会なのか
などなど
スカンジナビアモデルなどを目安にするなら、社会保障の充実した責任分担社会でしょうね
環境対策、人口増加策、エネルギーと食糧自給率アップなどは、国家として破綻しないために、金融危機があろうとなかろうと進めるしかありません
ただ、今回の金融危機で性懲りもなく露呈した、野放図に私利私欲を開放する市場原理主義は、修正するほかはないのではないですか
じゃあどうするのかと、言葉で言えば社会民主主義ということになりそうなんですが、実際はもっと高度で洗練されたやり方が必要なんです
党利党略、既得権保護、利権誘導、大衆迎合、愚民愚弄
そんなことしてる場合じゃないですよ
政治家が馬鹿だ、国民がアホだ、マスコミが悪い、どうせくだらん国だ、人間は所詮そんなもの、とネガティブになるのが正常な反応かもしれませんが、僕は、なるべくポジティブに考えよう、と決めてますので、あくまで、解決策を探すつもりです
制度が先か、心構えが先か
入れ物が先か、中身が先か
姿が先か、内容が先か
これもよくある議論ですが
仏教の伝統に従えば、「姿が先」です
姿にこだわり続けると、内容が充実する可能性は高まります
原則としては
食器を並べてから、料理を盛り付ける、と
不味いものしか作れないんじゃ、そもそも、話になりませんがね
ま、僕は、根拠もなく極めて楽観的です
よりよい未来は、探し続けた人だけが、見つけることができるんですよ