選挙結果について、一言
実は、選挙の得票率、つまり、実際にフダをいれた数を比較してみると、今回の選挙結果のような大きな差はないのです
2009年衆院選小選挙区得票率
民主党47.4% 221議席
自民党38.7% 64議席これは、自民党が圧勝した2005年の選挙でも言えることで2005年衆院選小選挙区得票率
自民党47.8% 219議席
民主党36.4% 52議席
とまあ、本来の得票数を配分すれば、おおよそ、140議席対110議席くらいの勢力差なのです
小選挙区制の怖さなのか、長所なのか、ここのところは、もっと真剣に考えなければなりませんね
このような、極端な議席数の差が出るような制度が、本当に民意を反映するのか、僕的には、まったく疑問ですね
さて、今回の選挙結果の影響ですが
僕とこは、まったく、大変なことになります
全ての文化財行政がストップします
とえりあえずは、国宝修理計画が白紙になります
国の予算が決まりませんから、県も市も予算をつけようがありません
すったもんだで、決まってくるとして、それまでにかなり、破損が進みますね
金銭的な負担でいえば、自己負担分だけで、補助率の算定やらなんやらで、数千万円の支出増になる可能性があります
まあ、自分から投げ出すわけにいきませんから、控えめに言っておきますけど
国民の総意として、そんなこと、どうでもいいのでしょうか?
2009年衆院選
<衆院選>民主小選挙区、5割の得票率で7割の議席
8月31日13時30分配信
毎日新聞
衆院選で空前の308議席を獲得した民主党の得票数は小選挙区、比例代表ともこれまでの最多記録を塗り替えた。小選挙区では5割の得票率で7割の議席を獲得したことになり、得票率の差以上に議席数に開きが出る小選挙区制の特徴が顕著に表れた。
民主党は小選挙区で、現在の小選挙区比例代表並立制が導入された96年以降最多の221議席を獲得した。一方、自民党はこれまでで最少だった03年の168議席にも遠く及ばない64議席と惨敗した。
定数300に占める獲得議席数の割合(議席占有率)は民主党73.7%、自民党21.3%で、その差が3.5倍だったのに対し、得票率は民主党47.4%、自民党38.7%で差は1.2倍しかなかった。得票が1票でも多い候補が当選し、有効投票数の半分以上が「死に票」となることもある小選挙区制の特徴といえ、前回大勝した自民党の「勝利の構図」と全く同じ形になった。
衆院全体の議席数では、中曽根康弘首相(当時)が主導した86年衆院選(参院選との同日選)で自民党が獲得した300議席(当時は定数512)が長く最多記録だった。【横田愛】
2005年衆院選
自民、得票率48%で7割強の議席占有=小選挙区制の特性くっきり【05衆院選】
衆院選の300小選挙区で、自民党は得票率47.8%で219議席を確保し、議席占有率は73.0%となった。
得票率、議席占有率とも1996年の現行制度導入以降、最高を記録した。
一方、民主党は得票率36.4%に対し、議席占有率はその半分にも満たない17.3%(52議席)だった。
小選挙区制では、選挙区で落選した候補者に投じられ、議席に反映されない「死票」の割合が高い。
このため、各選挙区での接戦を制して議席に結び付けた自民と、及ばなかった民主の間で、
得票率の差を大幅に上回る議席占有率の差が生じる結果となった。
公明党は得票率1.4%で8議席確保したが、7.3%の共産党は、前々回、前回と同様に議席を獲得できなかった。
国民新党は0.6%で2議席、社民党は1.5%で1議席を得た。新党日本は0.2%、議席ゼロだった。
一方、比例代表では、得票率は自民38.2%、民主31.0%。これに対し、
議席占有率はそれぞれ42.8%、33.9%と、小選挙区に比べて「民意」をより忠実に反映した形となった。(了)
(時事通信)
– 9月12日15時1分更新