ネパールのルンビニーのマヤ堂遺跡です
たくさんの人がピクニックに来ています
遺跡と言うことにしましたが、つまり、発掘調査した遺構の上に建てられている、鞘堂なのです
覆い屋ですね
お釈迦様の生誕地ですが、発掘調査するまで、インドのピプラワという説もあり、結論が出ていませんでした
ピプラワからは、仏舎利も発見されていて、この仏舎利は、現在デリーのインド博物館にあり、誰でも拝観できます
最近の発掘で、生誕地の印のマークストーンがマヤ堂遺跡で確認され、いちおうの決着となりましたが、このマークストーンも、表面がイスラムに削られてしまっていて字は読めません
お堂の内部はご覧のとおりの遺跡そのものです
渡り廊下が造られて、遺跡を踏まずに見ることができるようになっています
10年前は立派なお堂があって、お寺の風情でしたが、ほんとの学術的遺構にしてしまいましたね
中央部に昔のマヤ堂にあった、お釈迦様の誕生を彫ったレリーフがありますが、昔のマヤ堂の高さに合わせて展示してあるので、見上げるような位置になってしまっています
これも、イスラムに削られています
普通に考えると、まったく、イスラムは仏敵ですね
キリスト教が苦労したのもわかりますよ
なんのこっちゃわからないと思いますので、日本人が大理石で復元したのがこれです
今は、ルンビニー園の中の日本寺にあるそうです
復元品ですから、遺跡には置いてもらえないのでしょう
ま、このように、ただの遺跡になってしまったかのようですが・・・・
圧倒的な、釈尊の存在感があります
ビリビリと痺れるような強烈な霊気が籠もっています
お堂の裏手にアショカ大王の建てた記念碑があります
「神がこの世に生まれた」
思わず口からもれた、感動の言葉が刻まれています
お堂の中では、ローソク線香は使えないので、こちらにお供えするようにしてるみたいです
まあ、お参りはしにくくなりましたね