サールナートは、釈尊が悟りを開いた後、5人の修行者を相手に初めて説法した場所です
立派なストゥーパがありますが、ここは発掘調査され、てっぺんから下に向かってトンネルを掘ってみて、結局、仏舎利が無いことが確認されています
18世紀にサールナートにある他のストゥーパ跡で仏舎利が発見されましたが、その時は値打がわからず、近くのガンジス川に流してしまったそうです
ちなみにイスラムの王様です
ガンジスは、より清くなったことでしょう
この白い服の集団のいるあたりが、仏舎利が見つかったとされる場所です
この人たちは、タイから集団でお参りに来た人達で、右端の黄色い衣の人が引率のお坊さんです
現在、タイからの団参は、仏跡地で、ある種有名です
この人達は、他の参拝客にお構いなく、ハンドマイクで延々2時間位説教し続けます
陣取ったら、動きません
人が拝んでいる前を平気で横切ります
熱心なのですが、つまり、自分の都合しか考えていません
テーラワーダ仏教の本質はどうあれ、「小乗仏教で自分の救いしか考えていない」と言われてもしかたないですね
お参りの姿勢に現れてます
ガイドのシャルマさんも
「あー、またタイ人だよーー。タイ人が来てるよーー。」と叫びます
けっこう、あちこちの仏跡で出会います
サールナートには、博物館があって、非常に貴重な仏像や彫刻などが展示されていますが、今は全く撮影が許可されていません
その博物館に初転法輪の釈尊像があります
全く別格で展示されています
博物館の中ですが、皆が礼拝しています
この写真は、まだ撮影が許可されていた10年以上前のものです
貴重な写真になりましたね
微笑んでいます
僕はこの仏像を見て、日本にある、いかつい顔をした仏像はローカルルールであって、微笑んでいるのが本当だと確信しました
仏像を初めて作ったガンダーラでも、仏像は皆、微笑んでいるのです
ストゥーパの横にテーラワーダ式の寺院があり、日本人画家の壁画があります
戦前の絵だそうで、なんとなく仏様の顔が怖いですね