ブッダガヤ

釈尊が悟りを開いた地、ブッダガヤ

ブッダガヤには世界中の仏教国のお寺があり、管理委員会があって、管理されています
他の仏跡と違い、遺跡として保存されているのではなく、お寺になっています

大きな塔がありますが、イスラムの侵入の時、当時の仏教徒が埋めて逃げたのを、イギリス人のカニンガムによって発掘されました
だから、周りは小高い丘になっていて(埋めた土が山になっている)、階段を下りてお参りします
これも、イスラムの傷跡ですね
どうなんでしょうね、今のイスラムの方は、こういう状況を知ったら、誇りに思うんでしょうかね
インドではイスラムの人口も多く、ヒンドゥーやイスラムの原理主義者を刺激しないよう、隔離するようにしているみたいです
ヒンドゥーの大きなお寺の前には警察官がいて、検問しています
イスラム寺院は、イスラム教徒以外は中に入れないのが建前です
観光客は大人しくしていれば入れてもらえますが、地元の人はどうなんでしょうね

仏教徒は、このブッダガヤでも、各人各様にお参りしていて、多様性と言えばそうだし、まとまりが無いと言うこともできます
それが、世界に広がった要因でもあるのでしょう

塔の中には、立派な釈尊の像があります
タイ式の仏像ですね
これは降魔成道の像と言って、右手を触地印(手を伏せて指先で地に触れる)にしていますが、この塔の裏側に悟りを開いた場所である金剛宝座があって、そこにも降魔成道像があります
金剛宝座は、15年前はその横に座ってお参りでき、降魔成道像も間近で拝見できましたが、オウムの麻原が、その金剛宝座に上り、釈尊の生まれかわりだ、とやったもんだから、今では厳重に柵をして近寄れなくなってしまいました
金剛宝座の横に、仏足石があって、10年前には各自ここで拓本を自分で取ることができましたが、なにかあったんでしょうね、今はガラスケースで覆われています
だから、この拓本も、お手元にあるなら、貴重品でしょうね