ブッダガヤには,世界中の仏教国の寺院がありますが、もちろん、日本のお寺もあります
最近では、新興宗教などが盛んに寺院を建設していて、インド各地に日本の建てたお寺があります
日本寺は全日本仏教会が建てたお寺で、住職は各宗派回り持ちで、今年の当番は天台宗です
92歳になる半田座主も、ここまで来て普山式をしました
建物の中は薄暗く、日本式ですな
申し訳ないけど、壁画が不気味です
インドの人は日本仏教に、どんな印象を持ちますかね
どうも、侘寂(わびさび)は日本人だけです
世界中どこでも、宗教建築はギンギラが多いです
キリスト教の教会はステンドグラスなど光を取り入れる設計が特徴ですが、仏教は、それは無いんですよ
キリスト教は「仏性が全ての人にある」、とは言いません
神は一人で、我々は「迷える子羊」です
で、神のイメージが、建物に差し込む太陽の光です
仏教は、各自の心に「仏性」があって、各自の知恵で自分の「仏性」に気づく、というのが基本コンセプトです
まあ、密教は、そこに仏の助けがある、となってきますが、基本は同じです
で、自省する、坐禅する、といった自助努力が重視され、外光を取り込むよりも、薄暗い瞑想的な空間が作られていると
僕的には、せっかくのブッダガヤですから、大塔にお参りに行けばお寺を建てる必要はないと思えるのですが、どうでしょうか
立派なお寺ですが、半分以上、意地の張り合いのような気がしますね