このBlogの右上にある龍の原画です
10代藩主治宝は表千家のお茶をなさっている方はよくご存じのとおり、一位様と呼ばれ親しまれています
一位様の時代は、江戸も後期となり、生活にゆとりも生まれ、また、貧富の格差の拡大した時代でもあります
一位様は、自ら茶道に精通し、別邸を建てて詩歌管弦を振興しました
茶道具も多数残されていて、お茶席で実際ごらんになった方もあるでしょう
書画も自筆の極めて高水準のものが残されています
雲竜図 一幅
絹本墨画
縦110.4 横39.5
江戸後期
絹本墨画
縦110.4 横39.5
江戸後期
10代藩主治宝は、藩の文芸・学問の発展に力をそそいだ藩主であったが、自らも画筆を取ることがあり、いくつかの作品が残されている。治宝自筆と伝えられるものである。 和歌山県立博物館「紀州徳川家と八代将軍吉宗」より