月とその光明を神格化した神です
なんでもかんでも神だといえば、そうなんですが、密教では自然界の全てが何れかの神となって神格化されています
神様だらけ、にしては、この世にはくだらぬことが多すぎますね
ただ、自然が我々に語りかけている、大自然から感動や教訓を与えられる、ということはあるんじゃないでしょうか
あたかも、人格をもった存在のように
自然が語りかけるのを必死になって聞こうとして、美しい神の姿が心に浮かんだ、ということではないでしょうか
心を研ぎ澄まさなければ、精妙な神々を、感じることはないのです
月天 紙本著色
縦72.5 横34.0 桃山(16世紀)