愛染明王(あいぜんみょうおう)

不動明王二童子画像と一対の画像です
お不動さんと愛染さんを、並べて架けて、同時に不動護摩と愛染護摩を焚くのですが、今は、やらないなぁ
高野山の奥之院で、年に一回くらいやるかもしれませんが、あまり聞かないですね
密教の法要は、基本的に貴族が施主ですから、今では実施するのが困難な大規模な法要がたくさんあります
書物には書かれていても、廃れてしまっている法要があるのです
長保寺にある、この一対の掛け軸は、大変に綺麗ですから、護摩には使われなかったのだろうと思いますね
ま、観賞用かな
拝み込んだ掛け軸は、煤で真っ黒になりますからね
愛染明王画像 部分
絹本着色 江戸後期(寛政9(1797)年)