カンブリア紀に、生物の弱肉強食が始まり、弱い者は食われぬよう、強い者はより強くなろうとし、多様性と試行錯誤が爆発的に始まって、現在に至っています
そして今、日本など先進国には、「文明の行き詰まり」とでもいう閉塞感があります
神戸市須磨水族館で
マネーゲームは吹っ飛んだ
原発依存は欲呆けだったのか
戦争はリモコンとミサイルとゲリラてか
人件費が十分の一の国でなんでも作れば、日本で働く場所はなくなる理屈
日本じゃ毎年3万人自殺してるんだし、数だけ比べたら騒ぐこともないのか
批判だけして選択肢を示さないのを、モンクタレというと教わったぞ
先進国といわれる国々が築いてきた文明が、転換点を迎えているのかもしれません
日本人は、明治維新からずっと「西洋に追いつき追い越せ」でやってきたし、大成功したのですが、終わりがきたようです
「坂の上に雲は無い」のです
中庭の池
江戸時代そのままの風情を残している
ここからは、引用です
世界のエネルギー消費量の変化を見ると、産業革命以降増え続け、20世紀後半にはその曲線が垂直に近い勢いで急上昇し、エネルギーを食いつぶした。ロジスティック曲線でいうと、人類は今まさにステージ2(大爆発期)の最後のところからステージ3に至る曲がり角にいるんです。
でも次のステージ3に対応する生き方や価値観はまだ見つかっていない。少なくとも皆が共有できるものはない。それでいろんな混迷があり、見晴らしのない状態が続いているんですね。
ロジスティック曲線でいえば、すでにリアルな限界に達しているのに成長を続けようとすると、情報の力で「フィクショナルなマーケット」をつくるしかなくなる。しかしそうした虚構の成長も、結局はリアリティの限界にぶつかって破綻したという
ステージ2が終わりに差しかかっているのに、人間はまだ成長段階を引き延ばそうとし、フィクショナルな時代を続けている。そして若者たちは、フィクションの中で生きながら強くリアリティに飢えている。今はそんな状況なんだと思います。
結論だけ言えば、アート、愛、友情だと思います。非常に贅沢な欲望でありながら資源を大量消費しないし環境も破壊しない。
見田宗介
「人間はようやく地上に〝天国〟を実現する段階に達した感じがします」より引用
(このリンクの先は、ややふざけた画像がありますのでご注意ください。内容はいたってまともです。)