懸金具

三葵紋塗金装飾懸金具 江戸時代初期 縦68mm横114mm
長い歴史の間、使われなくなったり、外れたりした金具を大切に保管しています
これは、天蓋(てんがい)という仏殿の荘厳具に使われていたものです
御霊殿に似たものがありますが、こちらの方が細工が細やかで、時代も古いものです
一格上と言っていいです
わかりにくいと思いますが、御霊殿の金具と三葵紋の葉脈を比べると、こちらの方が細かいです
時代が新しくなるにつれて、葉脈が太くなります
御霊殿の金具は、おそらく上の金具を模して作ったものでしょう
角度も若干違います
紀伊徳川藩主霊前仏間人天蓋 織出三葵紋金襴和幡彫金装飾懸金具
織物は絹糸の草木染です
御霊殿天蓋幡