イタリア ピサの斜塔

ピサは城壁で囲まれています
13世紀になるまで、ジェノバやベネチアと覇権争いをしていた名残です
イタリア統一は1861年ですから、それまでは一つの国だったのですね

ピサといえば斜塔ですが、立派な洗礼堂と聖堂があります

洗礼堂 これが、微妙に傾いているんです
一帯の地盤がゆるいのです
聖堂と斜塔

この塔が、傾いていなかったら、世界的に有名になったかどうかは、わからないわけです

聖堂の内部   じつに立派なのです

見にくいですが、中央部に釣り下がっているのが、ガリレオが「振り子の等時性」を発見したと「言われている」灯篭です

聖堂正面

洗礼堂内部

「聖堂」「洗礼堂」「鐘楼」の配置

ここでも「聖堂」「洗礼堂」「鐘楼」で3点セットになっています
教会建築の3役ですね
お寺の場合は、3役といえば「本堂」「大門」「仏塔」となります
キリスト教との違いで特徴的なのは、「大門」に扉がないことですかね
長保寺 大門
キリスト教は洗礼をうけることが信仰の必要条件になりますが、仏教は門が開かれています
唯一の神を信じる立場と、諸仏諸菩薩を信じる立場の違いが、はっきりと建築様式に表現されています
ピサのジェラードの屋台
イタリアでは、どこでも、やや愛想が悪いです
東洋的な微笑みは、無いですね