長保寺 大黒天立像(江戸時代)
「色不異空。空不異色」
色(物質)は空に異ならず。空は色(物質)に異ならず
「色即是空。空即是色」
色(物質)はすなわちこれ空。空はすなわちこれ色(物質)
般若心経に、なぜ、この二つが書いてあるのか、という問題
「色不異空。空不異色」
色(物質)は空に異ならず。空は色(物質)に異ならず
色(物質)は空に異ならず。空は色(物質)に異ならず
この段階では「色」と「空」は別個のものとして扱われます
「色即是空。空即是色」
色(物質)はすなわちこれ空。空はすなわちこれ色(物質)
色(物質)はすなわちこれ空。空はすなわちこれ色(物質)
「色」と「空」は、イコールの関係になります
わかりやくすくすると
「空」は「度一切苦厄」で
一切の苦(苦痛)と厄(災害や事故)を度(解決)した状態ですから
「笑顔」と言い換えてみると
「色不異笑顔。笑顔不異色」
色(物質)は笑顔に異ならず。笑顔は色(物質)に異ならず
色(物質)は笑顔に異ならず。笑顔は色(物質)に異ならず
「色即是笑顔。笑顔即是色」
色(物質)はすなわちこれ笑顔。笑顔はすなわちこれ色(物質)
色がわかりにくいので、「いいことがある」と置き換えてみます
「いいことがある不異笑顔。笑顔不異いいことがある」
いいことがあると笑顔になる。笑顔はいいことがあるから
いいことがあると笑顔になる。笑顔はいいことがあるから
「色即是笑顔。笑顔即是色」
いいことと笑顔は同じ。笑顔はいいこと
とまあ、苦や厄難が解決したから笑顔になるんじゃなくて
笑顔でいると、解決した状態がやってくるのです
「そんな調子のいい思い込みで、問題が解決するわけがない」
というのは、そのとおりなんですが
「問題が解決した状態を常に思い描く」
「問題が解決へ、徐々に向かいつつあると思う」
「理由はわからないが、うまくいくと思う」
そういうことが、全く思い描けないなら、そもそも、うまくいくわけがないじゃないですか