お盆のお供え

内仏、諸仏のお供え

内仏、諸霊のお供え
 御霊屋、紀州徳川家歴代藩主のお供え
 御霊屋、紀州徳川家ご家族様のお供え
写真に写っているのは一部です
こんなことをしているのだ、ということでご覧いただいています
こうやってお供えしてから、お盆のお勤めをします
お下がりの供物は、まとめて施餓鬼します
お供えの内容は

白 寒天
黒 ナス
赤 にんじん
黄 カボチャ
青 キュウリ

野菜が五色になるようにします
これと、ご飯と水

江戸時代から続く、長保寺のお供えの作法です
五色と水が、仏式の正式なお供えに必要です

どうしても、なにも無くても、最低限、水は必要です



五色の意味

青–空–前五識–妙観察智,阿弥陀如来
黒–風–意識—-成所作智,不空成就如来
赤–火–阿頼耶識–大円鏡智,阿しゅく如来
白–水–如来蔵識–法界体性智,大日如来
黄–地–末那識–平等性智,宝生如来

前五識—眼,耳,鼻,舌,身,の五つの感覚器官

意識—起きている時の普通の意識

末那識—自意識,自分という感覚を作る

阿頼耶識—潜在意識,記憶を蓄える

如来蔵識—仏心

お供えを五色にするのには、深い理由があるのです