日天

日天(にってん)画像です
太陽を神格化した神です
古来いろいろな姿のものが描かれていますが、長保寺の日天は右手で蓮華を持ち、華のうえに赤い日輪があり、その中に、三本足の黒い鳥?が描かれています
三本足の黒い鳥・・・八咫烏しか思い浮かびませんね
日本サッカー協会のエンブレムになって有名になりましたが
ここにもいました
なぜここに描かれているか・・・
謎です
三足烏は東アジア全域で太陽の象徴とされてきましたから、どこかで繋がっているのでしょう
日天画像 部分  縦72.7 横34.0
「寄進帳」には護摩堂の什物とだけ記されているが、江戸時代の中頃にはすでに長保寺にあったことが分かり、制作年代もまた桃山時代にまで遡るものである。

和歌山県立博物館「長保寺の仏画と経典」より