般若心経の祈祷法
いろいろやりかたが伝承されていると思います
ここに書いたのは一例ですが、実際やってみて絶大な霊験のある方法です
もちろん、僕もこの方法でしています
きちんとした指導者についてするのが、当然、いちばんいいですが、本尊を間違えなければ、安全な方法です
やることはシンプルです
本尊を決め、日を限って、般若心経を1000巻唱えます
一日10巻なら100日間、50巻なら20日間、途中切れ目無く続けます
マッチ棒などで数を数えます
1000巻ワンクールで、三回もやれば、なんらかの手応えがあります
望んだとおりのことにならなくても、自分自身納得する、なにかの示唆が、必ずあります
本尊との約束ですから、途中で霊験のあった時も、かならず1000巻すべて唱えます
なんにもなければ、仏教は2500年も続いていませんよ
本尊は大本山や札所など、500年以上の歴史ある祈願所がお薦めです
一回、お参りにいって、丁寧に、「これから祈願を初めますのでお願いします」と頼んできます
最初の一巻目あるいは最後の一巻を本尊の前で唱えます
どのような御供えをするかは心に浮かびます
普通は、最初に一回、お菓子や、野菜などを本尊に御供えします
お参りにいく場合は、こころばかりの賽銭ですね
静かな、邪魔のはいらない綺麗な部屋で、香を焚いて拝みます なるべく正座(長時間になりますので、不自然な姿勢は腰を痛めます)
身体の調子が悪くなったり、時間がどうしてもとれなかったり、忘れてしまったり、障害が起きることがあります
出来る限り、頑張ってください、どうしても続けられなかったら、本尊に理由をていねいに述べて、日にちをずらすなりして工夫して、結願の日だけは守ってください
本尊との約束ですから、守らなかったら、しばらくは加護は無いものと考えてください
おやりになればわかりますが、実際、かなり大変です
拝んで奇蹟を起こすのですから、大変であたりまえです
ぐったり疲れたり、激しい眠気に襲われたり、お経が堂々巡りして終わらなかったり、いろいろな事が起こります
本尊さんを信じて、がんばってください
千巻心経次第
先 三礼 できれば五体投地
一心頂礼 十方法界 常住三宝 いっしんちょうらい じっぽうほうかい じょうじゅうさんぽう 三返
次 懺悔文
我昔所造諸悪業 がしゃくしょぞうしょあくごう
皆由無始貪瞋痴 かいゆうむしとんじんち
従身口意之所生 じゅうしんくいししょしょう
一切我今皆懺悔 いっさいがこんかいさんげ
次 祈願文
小さな声で、祈願を一つだけ、本尊に言う
例 「本尊観世音菩薩様、****(名前)当病平癒」
最初の日だけは「ただいまより、**(結願の日付)日まで、一日*(一日に唱える巻数)巻、全部で1000巻、般若心経をお唱えして祈願いたします」とはっきり宣言します
コツ 願います、とか、祈願したてまつる、とか、頼むような言葉でなく、祈願が成就した状態を表現します
たとえば、家内安全、身体健全、試験合格、恋愛成就、心願成就、心身健康、など
次 開経偈
無上甚深微妙法 むじょうじんじんみみょうほう
百千万劫難遭遇 ひゃくせんまんごうなんそうぐう
我今見聞得受持 がこんけんもんとくじゅじ
願解如来真実義 がんげにょらいしんじつぎ
次 般若心経 読経
慣れれば、一巻一分位で唱えることができるようになります
次 回向文
願以此功徳 がんにしくどく
普及於一切 ふぎゅうおいっさい
我等與衆生 がとうよしゅじょう
皆共成佛道 かいぐじょうぶつどう
次 三礼 終わり
先祖供養や慰霊にも絶大な功徳があります
経木搭婆を書くと、なお良いです
供養の場合、本尊とは別に霊分として、毎日、お茶やお菓子を御供えしてください
僕は、その場合、霊分のお下がりは食べません、施餓鬼します
略式なら、「餓鬼さんへ」と念じながら、水辺に散じます