塗金三葵紋軸端 江戸時代 直径25mm

 

掛け軸を巻く軸木の端につける金具です
古来、趣向をこらした材料で作られてきました

これは、一つしかないので、取れてしまった物を、とりあえず保管していたもののようです

葵紋をつけた軸端は、多くはないです
藩主の最も身近で使われた調度品で使用されたと考えられます

余談ですが
こうして古びていますが、これを「古色、こしょく」と言って、本物だけが持つ時代を経た証(あかし)です
ピカピカに磨いてしまったら、歴史性が失われ、ほとんど値打ちが無くなってしまうかもしれません

偽作は、こうした古色も模倣しますが、真似しきれるものではありません
本物を間近で見たことがある人なら、すぐ見分けがつきます




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