御成門(おなりもん)
御成門(おなりもん) 江戸時代、藩主の廟参の時だけ使用されました
この形式の門を唐門(からもん)といいます 屋根が蒲鉾のように丸くなっています
柱は円柱です 円柱は作るのが難しく、鎌倉時代頃から角柱よりも格式が高いとされていました
こちらが、通用門 寺で普段使っている門です
これも唐門ですが、平入りと言って、蒲鉾の正面ではなく横側から出入りします 格式は正面から出入りする門より下とされています
横から見るとよくわかります
通用門の柱は角柱です 角柱は円柱よりも格式が低いとされています
御成門より通用門の格式を低くするため、柱の作り方を変えてあるのです
奥が御成門で手前が通用門です 身分の差を門の形で表しています 江戸時代、江戸城下にあった大名屋敷でも、このように並んで門を作ることが多かったようです