大門の扁額(へんがく)



http://www.chohoji.or.jp/intro/daimon.htm


応永24年(1417)の銘があり、国宝に指定されています


字を書いたのは、天台座主の後光厳天皇第六皇子妙法院堯仁法親王

後小松天皇の伯父上にあたります
後小松天皇は一休さんの父上と言われています

宮様がお寺の額を書くのは、その寺が天皇家が作ったものだというのを証明するためです

ですから、逆に言うと、この額をかっぱらって自分の寺に掛ければ、勅願寺になってしまいます

それで、盗難がけっこうあったらしいのですが、紀州の初代藩主は価値をよく理解していて、全くそっくりの額を書かせて(今で言うレプリカですね)、掛け替えさせました

本物のほうを大事に蔵にしまいこんで、そのおかげで綺麗に保存され、国宝に指定されることになりました

 

 


こちらが、江戸時代に掛けかえられた扁額
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この字を書いたのが李梅溪(1617〜82)です

紀州藩のお抱えの儒者で、初代藩主の顧問です

書家としても活躍し、「父母状」を書写しました


 


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