2010/12/21

ニューワールド

 
 
 
中国の石屋さんです

広大な敷地に、大小様々な石像が展示してあります
ちなみに、こちらは全部本物の石です

 廈門 (あもい)周辺は石の産地で、石屋がたくさんあります
現在、日本の墓石は、ほとんどが廈門 (あもい)からの輸入です


大きな観音さんの石像もあります
こちらにある等身大の観音さんを毎月15体買っている日本の石屋さんがあるそうです


ご覧のとおり日本で問題なく通用するお顔です
全体のクオリティも問題ありません
価格は、今までの日本の常識の10分の1位でしょうか
感じとして、破格ですね

これが、日本から飛行機で2時間半の街ですよ


中国の人件費は、都市部で日本の4分の1から5分の1位でしょうか
上海のユニクロで月給4万円で安いといってやめる人がいるそうですが、まだまだ日本とは差があります
人件費が高騰していると言いますが、日本の半分になるには、それでもあと10年か20年かかるでしょう

ベトナムやタイに行けば、まだもっと人件費が安い
今は、カンボジアやバングラディシュ、インドネシアがもっと安いと言って製造業がシフトしていっています

とてもじゃないけれど、このままでは日本国内の製造業はやっていけませんね

日本でなければ出来ない、日本人にしか出来ない、他でマネのできない、こだわりと言うか、作り込と言うか、独特の質感と言うか、なければ、もう生き残れません

中国や韓国のことを好きとか嫌い、正しい間違っているといったところで、爆発するエネルギーが止まるわけではありません
要は、日本がもっとしっかりすればいいだけのことです
国内で、足の引っ張り合いをしてる場合じゃありません
新興国に猛烈に追い上げられているのを理解するしかないのです

つい1,2年前まで「カントリーリスク」という言葉がありましたが、もう言う人がいなくなりました

「新興国バブル」という言葉も終わりだそうです

これからは「ニューワールド」と言うそうです
今まで、後進国と言われ続けてきた国々が、リーマンショック以来どんどこ増刷されるドルとユーロを注ぎ込まれて、猛然と勃興してきたのです
この流れは、もはや止まりません
ただ、結論的に言えば、資源限界があるので、貧富の格差が解消することはありませんが、それも、当分先とはいえ、技術のブレークスルーで解消に向かうでしょう

全く前代未聞の世界、「ニューワールド」が始まったのです












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