「なぜ略奪ないの?」=被災地の秩序、驚きと称賛-米
【ワシントン時事】東日本大震災の被害や福島第1原発事故が連日、トップニュースで伝えられている米国で、被災者の忍耐強さと秩序立った様子に驚きと称賛の声が上がっている。「なぜ日本では略奪が起きないのか」-。米メディアは相次いで、議論のテーマに取り上げている。
CNNテレビは、2005年に米国で起きたハリケーン・カトリーナ災害や10年のハイチ大地震を例に「災害に付き物の略奪と無法状態が日本で見られないのはなぜか」として意見を募集。視聴者からは「敬意と品格に基づく文化だから」「愛国的な誇り」との分析や、「自立のチャンスを最大限に活用する人々で、進んで助けたくなる」とのエールも寄せられた。(2011/03/16-16:16)
あのね
日本じゃこれが普通なの
でも、なんでだろうと考えてみるのもいいかもしれない
あまりに普通で、考えたこともないですし
一神教が偉そうなことを言っても、暴動を回避する社会をつくれないのだよね
僕としては、この点についてもっと言いたいけど、やめときます
ただ、日本仏教と神道が、間違っていない
これは言いたい
多神世界を認め、「慈悲と智慧に基づいて、自ら判断する人々」が集まって生活している国
それが日本です
2011/03/17
2011/03/16
痛みを分かち合って頑張ろう
東日本大震災にあわれた全ての人にお見舞いを申し上げます
震災でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族ご親族の方々にお悔やみ申し上げます
現在避難中の皆様、絶対にあきらめないで、今こそ底力を発揮する時です
危険な救援作業を続けていらっしゃる皆様、ありがとうございます
皆で力を合わせ、笑顔を取り戻しましょう
ここで、これからの事を少し考えてみたいと思います
米国人には理解不能、大地震でも治安が揺るがない日本
アメリカでは2005年8月に、ハリケーン「カトリーナ」の後、ニューオリンズの商店が略奪にあい、大きく報道されました
【311東北関東大地震】 支援情報 & 中国人「日本の民度凄すぎヤバい」
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これが違いというものか……。
俺たちがこんな風にできる日はいつくるのだろう、
これが本当の進歩というものだ。
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国民の民度の高さは、
災害の時は余計に敬意を覚えさせる。
アメリカ人も中国人も、災害に沈着冷静に対応する日本社会に驚きを隠しません
まあ、日本人である我々からすると「だからなんなの、普通じゃないか」ということなのですが、世界の常識からすれば、尊敬に値する行為なのです
僕はインドの仏跡を参拝する時、ローソクと線香に火をつけるのに、最近は飛行機にライターを持ち込めないのでマッチで火をつけます
そして、火の消えたマッチ棒をまた箱に戻します
それを見てインド人のガイドは「日本人は皆、消えたマッチ棒を捨てない」と驚きます
「えっ、あたりまえだろ」と言うんですが、インド人から見ればあたりまえじゃないのです
未曾有の災害を前にして、人間は無力です
しかし、日本人には、この市民社会の民度の高さがあるのですから、乗り越えていけると確信しています
二つ原爆を落とされて、20年後には東京オリンピックを開催した国なのですから、なんとかなります
「コンクリートから人へ」と叫んできた政党が政権を担っていますが、地震、津波、原発などの災害に備えるには、コンクリートが今まで以上に必要になります
阪神淡路大震災の時、自衛隊は違憲だから援助物資を受け取るな、と言って回った人が、今大臣をしています
たぶん、今は、お考えを変えていただいているとは思うのですが
「災害対策予備費」、「学校耐震化予算」、「地震再保険特別会計」など災害対策予算を4000億円ほど、事業仕訳で切り捨てた大臣も健在です
八ッ場ダムも仕訳されましたが、水力発電所として再評価する必要があります
財政再建優先で、緊縮財政を主張している大臣も、まだ健在です
アメリカが911を境に変わったように、日本も311を境に変わることになります
災害に強い国、先ずこれを最優先で目指さなければ、そもそも生き残れません
それには、未曾有の国難に対応した、前代未聞の財政出動が必要です
そんなことをすればインフレになる、というのは、その通りかもしれませんが、幸い今日本はデフレですから、50兆円位のお札を印刷してもインフレは起きません
国債をチャラにする方法など、実はいくらでもあります
要は、お札を印刷して、国債を買い取って帳簿から消せばいいだけのことなのですが、さすがにインフレになります、なりますが、別に人が死ぬわけでも、家が倒壊するわけでもありません、その気になればできるのです
日銀は対策を小出しにしないで、一気に100兆円規模の金融緩和をするべきです
戦力集中こそが最も効果的な対処法です
敵が一人ナイフを持って立ち向かってきたら、こちらも一人でナイフを持って立ち向かうのではなくて、一気に3人で機関銃掃射する、つまり、圧倒的な戦力を集中的に投入する、これが、必ず勝てる作戦です
いずれ円高に介入するなら、今すぐするべきです
マーケットはかなり驚いて、過剰な反応をしてくれるでしょう
適切な時期など見計らっていたら、手遅れになります
災害対策の公共事業を遅滞なく、むしろ前倒しで推進する必要があります
天変地異は、対策を待っていてはくれません
ニューディール政策のような、大規模な財政出動をする他はないのです
ややインフレにはなるでしょうが、むしろ日本のデフレ体質を一気に解消して、国力の低下が食い止められます
当面、原発に依存するほかはありませんが、やはり、太陽光、風力、バイオ、地熱、波力など、新エネルギーを、さらに積極的に推進する必要があります
自家発電の全量買い取りは、電気代が高くなっても、やっていくしかありません
自衛隊の価値は、まだまだ過小評価されています
防衛関連予算は削減され続け、人員は定足数に足りない状況です
それでも、いざという時に頼れるのは自衛隊しかないのです
日米安保を有益なものにしようという、アメリカの努力も評価しなければなりません
幹線道路網の強化、送電規格の統一(50ヘルツを60ヘルツにする、東京電力は私利私欲を捨て協力すべきです)、海岸線地帯の建築基準の再検討など、やれることは沢山あります
消費税を上げるなら、一気に20%まで上げて、所得税を廃止するべきです
計算上は20%まで上げれば、所得税はいらなくなります
間接税を廃止し、直接税に切り替えれば、むしろ税制はフェアになります
生活必需品の税率を下げるなど工夫すれば可能なことです
インフレ国家になりそうですが、痛みを皆で分かち合って、日本をより安全で強い国にしなければ、明日はありません
「痛みに耐えてよく頑張った」と言ったのは小泉総理ですが、これからは
「痛みを分かち合って頑張ろう」です
危機とは、危険と同時に機会が訪れるという意味です
ピンチはチャンスです
日本のGDPの85%は内需です、現在の日本は決して貿易立国ではありません
http://www.stat.go.jp/data/sekai/09.htm#h9-03
この危機をきっかけに、さらなる内需振興を目指し、堂々と独り立ちする国家を創らなければなりません
災害対策を中心にした安全・安心な国創り
国土全体の冗長性の拡大
それが、防波堤に始まり、送電網、流通経路、通信、地域社会、そして個々の家族など、全ての分野の強化安定に繋がり、内需を中心とした安定的な成長の基礎にもなります
私の寺は今、国宝2棟(大門、多宝塔)重文1棟(鎮守堂)の保存修理事業に取り組んでいます
日本の歴史、文化の物的証拠として、また、日本人の誇りの象徴として、そして、未来への善き遺産として、文化財の保存は絶対に必要です
日本と、そして人類の、さらなる繁栄を信じて、がんばりましょう
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